男性と女性の薄毛の違い
男性と女性では、まず、初期症状に違いがあります。
男性
男性の初期症状は、頭頂部もしくは前頂部という特定の部分の毛髪が薄くなります。見た目にもわかりやすいので、AGA（男性型脱毛症）に気がつきやすい傾向にあります。
女性
髪の毛全体が薄くなり、コシがなくなる「びまん性脱毛症」が多いです。初期症状は毛量が少なくなることから始まるので、AGAの女性版ともいえるFAGA（女性男性型脱毛症）に気が付きにくい傾向があります。
また、ポニーテールやまとめ髪を長時間続けることが引き金となる牽引性（けんいんせい）脱毛症が存在するのも、男性との大きな違いでしょう。
女性の場合、男性よりも薄毛の原因が多様化しています。ホルモンバランスの乱れ、経口避妊薬の中断、過度なダイエットなど、女性ならではの原因が含まれるからです。原因はひとつではなく、複数の要素が絡み合って、薄毛・脱毛が起こっている傾向が強いです。
びまん性脱毛症については、「つむじや分け目の部分が薄くなってきた（女性向け）」もご参照ください。