電極の異常時に考えられる原因と点検・対応方法

電極の感度低下や異常な電位の原因として、寿命以外にもさまざまな要因があります。
まず、電極の種類ごとに点検と対応を行ってください。

ガラス電極の場合は、感度低下が見られた際に点検を実施し、基準に合格しない場合は、ガラス膜と液絡部の洗浄、内部の洗浄と内部液の交換、数時間程度の純水浸漬を実施してください。改善しない場合は寿命と判断され電極の更新を検討してください。

銀電極の場合は、点検で基準に合格しない場合、付属のポリッシングペーパーで銀部分を研磨し、金属光沢が確認できる状態にしてください。その後、再度点検を行い、改善しない場合は更新を検討してください。

誤った内部液の使用や、非水滴定後の水和状態の劣化、純水浸漬の不足なども感度低下や異常の原因となります。特に非水滴定を継続して行うと電極の応答速度や感度が低下する傾向があり、復帰操作が不十分な場合は性能の劣化が元に戻らない場合もあります。点検・対応を行っても改善しない場合は、電極の寿命と考えられます。