電量法・容量法・水分気化法の使い分け
電量法、容量法、水分気化法の使い分けは、主に試料の水分量、試薬への溶解性、測定妨害の有無、装置の構造によって判断します。
水分量の目安として、滴定セル(フラスコ)に投入する水分量が1mg以上の場合は容量法、1mg以下の場合は電量法が適しています。容量法では滴定量が3~5mL程度、電量法では最低検出水分量が500μg程度になるような試料量が推奨されます。
試料量を増やせて滴定量が1mL以上確保できる場合は容量法、増やせない場合は電量法となります。
容量法はフラスコ構造がシンプルで、粉体試料を直接投入して測定できます。測定後の洗浄や乾燥も容易です。
電量法はフラスコ内に電解電極や隔膜があり、粉体や溶媒に不溶の試料を直接投入する方法は推奨されません。主に液体試料や溶解性の高い固体に適用されます。
試薬に溶けないものや、カールフィッシャー反応を妨害する成分がある場合は水分気化法を選択してください。