【イベントレポート】LEG大阪「ロイロで繋がる・広がる・深まる学び」(2024年12月14日)

【イベントレポート】LEG大阪「ロイロで繋がる・広がる・深まる学び」(2024年12月14日)

2024年12月14日に城南学園小学校を会場に開催された、LEG大阪「ロイロで繋がる・広がる・深まる学び」レポートです。

オープニング
全体会として、開会前に会場校である城南学園小学校の今井先生より「最高の観客」についてプチワークと、太田友子校長先生より開会挨拶、およびLEG大阪リーダー荒濵先生による学校の取り組みについての説明などを行いました。

基調講演
未来を作る子どもたちの学びとは?「対話」と「創造」
龍 達也先生(敬愛小学校 校長)
2050年の未来をベースに、人口が減少していく日本において、海外からの労働人口流入や生成AIの活用が当たり前になっていく。そのような未来を生きる児童生徒たちに必要な力とは?「答えを見つける力」→「答えを創る力」が必要ではないかと冒頭で提案されました。
実際に敬愛小学校で大事にしている4Cの実践から、批判的思考を中心にお話しいただきました。また日頃の授業実践では、「調べる・考える・説明する・話し合う・発表する」を大切にされている事や、子どもたちが何を活用するかも自己選択していくお話などもされました。授業中に大切なのは手を動かす事ではなく、脳を使う事。ロイロノートを使えば各々が脳を使って考え、また何を考えたかも直ぐにわかる事ができる。それ以外にも、外国語教育の実践事例や、試行錯誤する為にプログラミング学習を9年前より取り組まれている事もご紹介いただきました。敬愛小学校では教科で身につけた力を総合の時間や行事で発揮し、さらに社会とのつながりを大切にされています。まさにICTを効果的に活用した「学習者主体の学び」の事例についてお話しいただきました。

分科会ワークショップ
希望する教室にわかれて、複数回ワークショップを実施しました。
分科会A
LoiLoのその先へ
吉金 佳能先生(宝仙学園小学校)
探究的な学びの作り方について、授業デザイン、そしてICT活用という切り口でご紹介いただきました。

LoiLo feat.枚方市
矢島 義嗣先生&三宅 由万先生(枚方市立氷室小学校)
日常的な活用について、授業以外の活用も含めて幅広く紹介いただきました。

The Road to LoiLo
斉田 俊平先生&澁谷 洋平氏(大阪市立今里小学校/(株)LoiLo)
ロイロノートの導入や学校での活用について話し合いました。

分科会B
くらべると見えるもの 比較するとは?
山口 小百合先生(鹿児島市立小山田小学校)
「比較する」とは、認知的にどんな行為なのかについて考え、授業の具体的な子どもの姿から分析しました。シンキングツールを使ってくらべると見えてくる、楽しく深い学びについて参加者と考えました。


算数・数学教育の見方・考え方→総合で生かし社会で生きる資質・能力へ
荒谷 舞先生(横浜国立大学教育学部附属鎌倉小学校)
小学校で得た算数・数学教育の見方・考え方を総合的な学習の時間で活かし、事前準備を経て、探究から社会で生きる資質・能力へとつながる事例についてお話しいただきました。その後、樋口万太郎先生と算数・数学教育について対談しました。

遊び心を持ち寄って、写真でひとこと!
塚本 恵梨先生(近畿大学附属小学校)
教室での困りごとも、ユーモアな写真で語れば子どもと楽しむ題材に!低学年で行った事例を紹介された後、提出箱の回答共有でシェアしながら実際に写真のアレンジを楽しみました。

ロイロノート×○○で広がる学びのアウトプット
藤井 海先生(東大阪市立小阪中学校)
ロイロノートは文房具!さまざまなツールやコンテンツと掛け合わせて活用して、 学力差関係無しに全員参加できるオモロい授業について考えました。

社会に開かれた探究的な学びの実現へ
熊井 允人先生(日本体育大学柏高等学校)
幼児期の教育、小学校の生活、キャリア教育や総合学習から高校の探究へ、そのつながりを意識した学びを紹介されました。その活動にはICTが不可欠であり、非認知能力の効果測定の実践なども共有されました。

テストカードで大人も子どももCreativeな授業へ
梅下 博道先生(ノートルダム学院小学校)
子ども自身が自分ならばで選択する授業へ!テストカードを参加の先生も一緒に創って、体験して、次の日から子どもたちと共に使いたくなる実践について学びました。

交流会・閉会
お菓子なども食べながら登壇者・参加者と交流をしました。
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