【公開授業研修会レポート】第6回東奥義塾ICTフォーラムー2024年10月25日ー

【公開授業研修会レポート】第6回東奥義塾ICTフォーラムー2024年10月25日ー

2024.10.25(金)青森県弘前市にあるロイロ認定校、東奥義塾中学校・高等学校での公開授業研修会のレポートです。東奥義塾の先生方の授業公開および、ゲスト講師による飛び込み授業の公開、公開セミナーの3本立てで開催されました。

イベントの流れ
東奥義塾ICT教育フォーラムでは、東奥義塾の先生方の授業が公開されたほか、全国の数多くのロイロ認定ティーチャー・イノベーターの先生方のセミナーが公開されました。
時間割

イベントの流れ
イベントは
公開授業①:東奥義塾中学校高等学校の先生方による授業公開
公開授業②:ゲストの先生方による飛び込み授業の公開
公開セミナー
の3本立てで開催されました。


公開授業①:東奥義塾中学校高等学校の先生方による公開授業
ロイロ認定校であり、東北圏随一のロイロ認定ティーチャーが在籍している東奥義塾中高の先生方の授業が全て公開形式で行われました。中学校1年生から高校3年生の全授業で当たり前の様にiPadやロイロノートが活用されていました。また生徒主体の対話型や新しい価値を創造する様な要素が多く取り入れられていました。
一人一台端末の活用が日常化している様子、少し先の授業を見たい学校様などは是非お問合せください。

公開授業②:ゲストの先生方による飛び込み授業の公開
東奥義塾の先生方の授業+外部講師による飛び込み授業も全て公開形式で行われました。ここでは外部講師の先生方中心にまとめます。
2024衆院選を考える (和田 誠先生 愛光中学校・高等学校)
「2024衆院選を考える」というテーマで授業を行いました。アンケートカード、WEBカードやシンキングツールを使いつつ、生成AIで分析をするなどして、生徒の学びをサポートしました。

「学び方マニュアル」を作ろう (原田 秀一先生 大商学園高等学校)
「国語(現代文の説明的文章)の学び方マニュアル」を作成するという取り組みをしました。
ロイロノートのデジタルシンキングツール「ウェビング」や、共有ノートを用いたグループワークを行いました。

ネットワークで大切な物はなに?ネットワークを構築してプロトコルを理解しよう!(小山 俊彦先生 加藤学園高等学校)
プロトコルについて事前学習をしたのち、共有ノートを使ってグループワークをしました。
日本で一番有名なアニメの家族の6年後を設定し、その家にネットワーク機器を設置しました。
設置後は、「もしもプロトコルがなかったら?」や「ネットワーク機器を使う(使ってもらう)メリットを挙げてみよう!」など同じく共有ノートを使ってグループワークしました。

関数アートを描こう(土井 将大先生 広島学院中学校・高等学校)
数学アプリGeogebraを使って、青森名産のリンゴの絵を描きました。
ワークを通して学んだことや疑問に感じたことをシンキングツールで振り返り、作品と一緒に提出箱に提出して、クラス全体で共有しました。

声に出して読みたい一言英語 & 英単語パズル (徳千代 太一先生フリーランス英会話講師)
前半部分では、iPadの音声入力機能を用いて、英語の格言を読んで発音チェックしました。こちらが意図せずとも、生徒たちが自ら何度も繰り返して練習していました。
後半部分では、ロイロカードを接頭辞、語根、接尾辞に分けて解説した後、生徒たちにそのカードを配布し、今まで習った単語を分解したり再構築する活動をしました。こちらが終わる声掛けをした後も、ずっと活動を続けていました。

あつまれ どうぶつの骨 (江口 大賀先生 東京都市大学等々力中学校・高等学校)
ゲームソフト内の博物館の展示物を解説しながら、地球の生物がどのように進化していったのかを学習しました。
また、振り返り課題では、進化の裏にある絶滅や博物館をプロデュースするなら?と自由に考えてもらいました。

チャレンジ!生成AI!( 西山 秀典先生郡山ザベリオ学園小学校)
生成AIの活用について、ChatGPTやGeminiを中心にAIリテラシーについて話をしながら、文章構成の見直しを行いました。
後半はChatGPTを使って、プロンプト入力の難しさを実感しながらマスコットキャラクターづくりに取り組みました。ロイロで投票して、一位になったプロンプトを使って実際にキャラクターを作成しました。

公開セミナー
ゲストの先生方自ら授業を振り返る公開セミナーが開催されました。

2024衆院選を考える 和田 誠先生(社会)
授業で活用したアンケートカードの集計結果から生成AIで集約する方法や、生成AIの日常的にちょっと便利な活用方法などを紹介しました
またシンキングツールが便利に使える場面などについてもお伝えしました。

学び方を意識させて、主体的な学びを促す!原田 秀一先生(国語)
「授業で行った内容」、「普段の授業設計で大切にしていること」、「ICT教育とは?」といった3項目でお話をさせてもらいました。
「学び方」を育てることでこそ「学びに向かう力・人間性等」は涵養でき、ICT教育においては教員個々が教育哲学を持って取り組む必要があるという考えをお伝えしました。

MINDSET、変えるなら今 徳千代 太一先生(外国語)
情報過多の時代に生まれ、VUCAな時代を生きていくスキルが必要な生徒たちに、学びにしっかり夢中になれる授業をデザインすること、そのためにICTをうまく活用することが大切であることを今回の授業実践をふまえてお伝えしました。

シンキングツールと「わかる」と「わける」!小山 俊彦生(情報)
セミナーでは参加者の方々に「わける」を体験していただきました。「わかる」の語源は「わける」というお話をさせていただき、わからない状態で分けようとすると一生懸命思考する、という話をしました。
さらに、グループワークをすると他者の意見が入り対話的でより思考が生まれることをお伝えしました。
チャレンジ!生成AI! 西山 秀典先生(小学校)
生成AIを活用した、本時の授業内容について簡単に説明しました。チャレンジする気持ちを、子どもも教員も大切にすることが大切だというお話をしました。
実践として、文章を改善するためには、どのようなプロンプトを入力すると良いかを考え、先生方同士で意見を交換しました。

あつまれ どうぶつの骨 江口 大賀先生(理科)
ゲームソフトで授業をするに至った思考の過程や、ロイロノートの小ネタ(消しゴムツールでの遊び方)をお話させていただきました。
関数アートを描こう 土井 将大先生(数学)
Geogebraで関数アートを描く目的や授業デザインの工夫について話をしました。
その後参加者同士で協力しながら、実際に関数アートを描いてもらいました。


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ロイロノート・スクールでは公開授業やイベントの開催をサポートさせていただきます。
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・ 企画・集客サポート
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