【授業見学レポート】児童中心の学びの実現ー松阪市立米ノ庄小学校授業見学レポート
2026年2月16日の松阪市立米ノ庄小学校での授業見学記録です。
松阪市では全国に先駆けてICTの利活用を推進しており、様々な先進的な実践が発信されています。
理科教育を中心に、児童が主体となる学び作りを実践してこられた前田昌志先生をはじめとする先生方の授業を見学させていただきました。
参考リンク
前田 昌志先生 電磁石をもっと強くするにはどうすれば良いか
電磁石の強さに関する実験を見学させていただきました。
児童は磁石と導線を使い、「コイルの巻き数が電磁石の強さにどのように影響するのか」を自ら実験方法を組み立てながら検証していました。
授業展開・ねらいはなるべくシンプルに
電磁石の強さにはコイルの巻き数、軸に使う電極の太さなど、様々な条件が関わっています。
しかし、前田先生の授業では、前時より、電磁誘導の気づき、コイルの巻き数と磁力の強さの相関にだけ注目させて話を進めています。
この実験でも提示する条件はコイルの巻き数のみで、他の条件についてはあえて示さず、各グループで「どの条件について調べるか、調べないか」を設定させて実験を進めることで、「特定のパラメーター変化が結果にどのような変化を及ぼすかを調べることで、普遍的な法則を見出す」という理科の見方・考え方にせまる体験を児童が主体となって学ぶことができていました。
本日のテーマや前時の知識を集合して確認
本日取り扱うテーマや前時の知識を集合して確認しました。
先生が一方こうで伝えるのではなく、「電磁石を強くするにはどうすればいいか」「取り扱うエナメル線にはどのような特徴があるか」などを児童の言葉で振り返り、発問や児童同士の対話で振り返りを行っていました。
テーマや知識の集約・確認
児童同士の振り返りが終わったら、先生から本時のテーマや、児童から挙げられた実験で確かめる条件がまとめられます。
児童は一度自分たちの言葉で振り返った内容であるため、計画を実現するために積極的にノートをまとめていきます。
実験・調べる条件についての説明
本時のテーマが板書できたら、先生から実験や調べる条件についての説明があります。
電磁石の強さを変えるために、何の条件に注目するか、そのためにどのような材料が提供されているか説明されます。電磁石の強さに必要な全ての条件を最初から提示するのではなく、「あれ?太さが違う釘が用意されてる」「クリップの数はこれで足りるかな?」といった、児童が疑問や違和感を感じる余地を残すことで探究的に学ぶ仕掛け作りがされています。
説明を受けたあと、児童はグループで実験計画を話し合いました。
各グループでの実験
自分たちが設定した条件で実験
計画ができたら各グループで実験をスタートします。児童は条件検討にために後から材料を追加できるため、自分たちが設定した条件について実験を進めることができていました。
あえて測定方法を規定しないことで、検討の余地を残す
電磁石の強さは「何個クリップがくっついたか」で評価しますが、その測定方法はあえて指定せずに児童に委ねます
そのため、児童は「クリップをくっつけるのかかる時間を決める」「何回かやって平均を取る」など様々な手法で工夫をします。
先生は測定方法で各班がやっていた工夫を前の時折前の黒板に記録し、各班にさりげなく共有します
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