【授業見学レポート】川内川水防災河川学習プログラム〜薩摩川内市立育英小学校5年 社会「自然災害を防ぐ」〜
川内川流域では、平成18年7月の洪水による未曾有の浸水被害を受けたことを受け、防災・減災の取組みのさらなる充実に取り組んでいます。
その取組みの一環として堤防整備や河道掘削などの工事と併せて、教育機関と防災行政機関が協働し、水害の伝承と危険性への認識向上、そして地域防災力を高める人材育成に重点を置いた「川内川水防災河川学習プログラム」を開発しています。
今までは紙媒体及びDVDで配布されていたこのプログラムをロイロノートで作成し、薩摩川内市の全小学校へ配布できるよう改良が進められています。
今回は、モデル授業として実施された小学校5年・社会「自然災害を防ぐ」の授業を見学させていただきました。
※この取組みには、以下の機関が連携してプログラム開発を行います。
【育英小学校・可愛小学校・川内小学校・薩摩川内市教育委員会・薩摩川内市防災安全課・鹿児島市教育委員会学校ICT 推進センター・鹿児島大学教育学部・㈱LoiLo・川内川河川事務所(事務局)】
導入
一般的な風水害を防ぐ取り組みを調べる
テストカードのゲームモードを活用し、前時までの復習を行います。
画面配信を使って川内川で水害が起きた時の様子を提示し、過去に自分たちの住んでいる地域で大きな災害があったことを確認します。
教科書やロイロで配布された資料をもとに、水害を防ぐための取り組みを個人でまとめ、提出します。
展開
災害が発生した際の身の回りに起こりうる被害を考える
使われているロイロの機能Webカード
「ハザードマップ(薩摩川内市)」「キキクル(気象庁)」「早よ見やん川内川(川内川河川事務所)」といったページをWebカードにしておくことで、簡単にリンクを共有することができます。
配布されたWebカードを使って、災害が起こった際、自分の家や学校の周りにどんなリスクがあるのかを調べます。
まとめ
風水害を防ぐためには、どんな取り組みが必要か?
風水害を防ぐために必要な対策を、シンキングツールを使ってまとめます。
最後に共有ノートを使って、一人ひとりができる対策を考え、カードに記入します。
本時以外の授業で活用された方法
テストカードで導入テスト・意見の集約
使われているロイロの機能テストカード
テストカードを使い、日本ではどのような自然災害が発生しているのか、単元の導入クイズを実施されました。
テストカードの自由記述を使うなど、子どもたちの意見を回収する場面でも活用されていました。
シンキングツールを使って思考の整理・学習内容のまとめ
使われているロイロの機能シンキングツール
シンキングツールを使い、災害の種類・災害データ・理由をつなぎ合わせる活動に取り組みます。
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