【授業見学レポート】授業で、行事で学校全体をロイロで巻き込むーロイロボーイズプロジェクトーー関西学院高等部授業見学レポート
関西学院高等部の体育の授業をきっかけに、結成された高校3年生の生徒による男子ダンスグループ「ロイロボーイズ」は、ロイロを使った、学校全体を巻き込むプロジェクトとして展開されています。
文化祭などのステージでパフォーマンスを通じて校内を元気づける活動を行っている彼ら。その活動の背後には、ロイロノートを活用した工夫や、担当教員の正伝先生による思いがありました。
関西大学高等部ロイロボーイズの活動について、生徒たちと正伝先生にお話を伺いました。
(2024年12月3日作成)
目次
インタビュー動画
ロイロボーイズとは?
ロイロボーイズは、2019年に体育の授業から生まれた男子ダンスグループです。
当初は単発の文化祭企画として始まりましたが、ロイロノートを活用して活動を全校生徒に共有することで認知度が高まり、5年目を迎える現在、学校を象徴するプロジェクトに成長しました。
活動や練習の様子はロイロを使って、動画や写真で配信され、学年や部活を超えたつながりを生み出しています。
生徒インタビュー:ロイロボーイズの活動について
ロイロボーイズとして活動する生徒たちに、活動の様子について伺いました。
Q1.ロイロボーイズにに入ったきっかけは?
正伝先生の熱意ある勧誘に心を打たれて参加しました!
Q2.普段はどのように練習していますか?
所属するクラスや、部活もさまざまな生徒がいるため、放課後や休日をつかって練習をしています。
Q3. ロイロをどのように活用していますか?
ロイロを使って、練習動画を保存・共有しています。
ロイロノートは動画やカードの形で共有ができるため、効率よく練習がおこなえます。
また、活動の様子やプロモーション動画をロイロで全校生徒に共有することで、僕たちの活動を知ってもらいやすくなり、応援もしてもらいやすくなります。
Q4.ロイロボーイズに入ってよかったことは?
文化祭などのステージで学校全体から応援してもらえるようになったことです。名前入りのパネルや応援のうちわを作ってくれる生徒もいて、やる気が上がりました。
また、友達だけでなく、家族もとても喜んでくれていて、やる気につながりました。
ロイロボーイズ担当:正伝先生インタビュー
ロイロボーイズを担当している正伝先生に、ロイロボーイズの活動の背景や、どのようにロイロを使って学校全体をまきこんでいるかについてお話しを伺いました。
ロイロボーイズが誕生したきっかけ
最初は体育の授業で生まれた男子ダンスグループでした。ダンスの授業の延長として、文化祭で発表する単年の企画として始まった企画です。
しかし、「どうせやるならもっと多くの人に知ってもらいたい」と考え、ロイロノートを使って活動の様子を校内に配信するアイデアが生まれました。
「活動内容やメンバーの人となりを見てもらえれば、応援してもらえる雰囲気を作れる」との思いから、ロイロノートを活用した配信が始まり、ロイロボーイズは学校全体を巻き込むプロジェクトへと成長しました。
ロイロを使うメリット
ロイロノートは、活動の様子を全校生徒に共有するのに非常に便利なツールです。
活動の写真や動画をカード形式で配信することで、活動風景が伝わりやすく、生徒たちが親近感を持つきっかけにもなります。
1年目から『ロイロボーイズ』として認知され、ステージに立つ時には『あ、これがロイロボーイズなんだ』と応援してもらえる状態を作れました。
ロイロを使って全校生徒に情報を配信していったおかげで、今では『ロイロ』という言葉を聞くと、ロイロノートなのかロイロボーイズなのか分からないくらい、学校にロイロボーイズが浸透しました。
1年間の活動の流れ
ロイロボーイズの活動は、体育の授業を入り口に、1年間を通じて進められています。その中でロイロノートは、情報共有や連絡、振り付け練習などに欠かせないツールとなっています。
1学期:アイデアだしとロイロボーイズの募集
1学期の保健の授業などで、生徒に振り付けのアイデアを募集します。
生徒に自由な振り付けを考えてもらい、その中から面白いアイデアを採用します。ダンス動画の提出はロイロを使って行います。
提出された動画の中から面白いものを取り上げて、ダンス部の先生が見本動画として作成し、ロイロノートで配信します。
高校3年生は1学期にこのダンスを学び、全生徒が踊れるようになっています。そしてその授業を通じてロイロボーイズを募集します。
夏休み:自由参加型のダンス課題
夏休みには、自由参加型のダンス課題がロイロを通じて配信されます。
ダンス課題は好きなメンバーで提出できるため、クラスや学年を超えた生徒同士がダンスをしている動画が提出されます。
課題の振り付け動画や、撮影における注意事項はロイロノートを使って送信されます。振り付け動画は初心者向けから上級者向けまで複数準備し、全校生徒が自分のレベルに合わせて取り組めるよう工夫しています。
この活動を通じて、全校生徒がダンスや今年のロイロボーイズに関心を持つようになります。
2学期以降 文化祭に向けたプロモーション・ステージ発表
文化祭が近づいてくると、練習の様子や進捗をロイロノートで全校生徒に配信し、文化祭への期待感を高めます。これにより、ロイロボーイズを身近に感じてもらえ、生徒たちの応援の輪が広がります。
また、プロモーション動画も制作し、文化祭当日に向けた準備が盛り上がります。
文化祭当日はロイロボーイズだけでなく、各部活のリーダーたちもステージに立ち、学校全体を盛り上げます。
文化祭後には、当日の様子をロイロで全校に配信して、文化祭が終わった後も全校生徒はいつでも映像を見ることができます。
全校生徒がつながる輪を広げる
ロイロボーイズの活動で、ロイロノートを活用することで、全校生徒を巻き込む仕組みが作られました。
生徒にとってロイロは本来「課題配信」に使われるもので、通知がきても、「ああまた宿題か」と考えてしまう生徒も多いかもしれません。
ですが、ロイロボーイズの活動やダンスの課題を配信することで、生徒はロイロを通じて楽しみを共有することができ、クラスや部活を超えたつながりが生まれています。
知っている先輩や友達が楽しそうに活動している姿を見ると、自分も参加したい、応援したいという気持ちが広がります。ロイロで情報を配信することで、ロイロボーイズは生徒同士の交流を促し、学校全体を元気にする存在になっていきました。
ロイロボーイズを通じて成長する生徒たち
ロイロボーイズは、生徒たちにとって挑戦の場となり、多くの成長を促しています。活動を始めた当初、生徒たちは自己表現に抵抗を感じていました。しかし、ロイロボーイズを通じて『自分を表現すること』が普通のことだと感じられるようになってきました。
また、ロイロボーイズのメンバーだけでなく、ダンスの授業や文化祭の課題にも積極的に取り組む姿が見られるようになりました。
例えば夏休みのダンス課題でも、多くの生徒が自主的に参加してくれるようになり、最初は恥ずかしがっていた子たちが、今では楽しんで発表しています。
全校生徒の中で自己表現のハードルが下がり、前向きに新しいことに挑戦する土壌が醸成されてきています。
今後の展望
学校内でのつながりを基盤に、ロイロボーイズの活動は地域や社会にも広がり始めています。
校内を元気にするプロジェクトとして始まりましたが、今では地域に元気を届けることが目標になっています。地域のイベントへの参加や映像作品の制作を通じて、高校生のエネルギーや情熱を社会に還元していきたいですね
ロイロボーイズが巻き起こすポジティブな連鎖は、学校の枠を超え、地域を明るくする活動へとつなげていければと考えています。
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