シンキングツールセミナー 単元縦断型授業(木村先生)
ロイロ認定ティーチャーから学ぶシンキングツール実践!
2020.07.04(土)
今回の講師は、木村明憲(京都市立梅小路小学校)です!
テーマは「単元縦断型授業」。
教科の見方・考え方を育てる授業とは!?「単元を通して深く学ぶ」とは!? 木村先生の社会科での実践に学びます!
⬆︎当日の動画です⬆︎
「主体的・対話的で深い学び」について
参加者のみなさんが思う「主体的・対話的」とは
中教審・指導要領が示す「深い学び」とは
単元を通して、「主体的・対話的で深い学び」の実現を図る!
単元レベルでの教材研究、授業づくりが重要
単元縦断型学習モデル
単元縦断型とは,単元を通して深く学ぶ活動を重視し,主体的に学ぶ場面,対話的に学ぶ場面を明確にした学習モデル。
主体的・対話的で深い学びをつくっていくのに、ロイロノート・スクールはとっても効果的!!
子どもたちが個人で活動するのが簡単、クラスメイトや先生との共有も簡単
瞬時にクラス全員の意見に触れられる
他者の意見を自分のものに取り入れられる
単元縦断型社会科授業を歴史の授業で体験してみる
〈Point〉学習のはじめに最終成果物を示す
子どもたちの情報の集め方が変わる
子どもたち自身で学習の見通しをもつことができる
【問題を見出して解決策を考える】
1. 問いを見出す
単元課題を共有する(左画像)
児童が資料から自分で追究したい問題をつくる
教科書の写真を送り、疑問に思うことをマークする
重要語句を示す←説明できるようになるように(右画像)
2. 解決策を考える
児童が学習計画をつくる
情報活用能力を育成する教材を活用(パワーチェックカード©︎Kimura Akinori)
「集める(個人活動)」「伝える(ペア、グループ活動)」
【知識を関連づけて理解する】
3. 情報を収集する
教科書、資料集、Webなどから問いへの解決につながる情報を集める
4. 情報を関連づける
クマデチャートを使って集めた情報を整理する
【情報を精査して考えを形成する】 一度集めた情報を異なる観点から見直す
〈Point〉繰り返し情報にふれる
1つの情報について「調べる、整理する、見直す、異なる観点から整理する、説明する」などのさまざまな活動を通して何度もふれる。これが「情報が知識に変わっていく」ということ。
(子どもたちによれば)このステップで「考える」という活動をしていると実感する。
5. 情報を吟味する
「暮らし/願い」「文化/生活」「政治/出来事」「その他」という視点を与える
それぞれが調べた情報を視点に沿って再整理する
6. 考えをつくる
【思いや考えを基に創造する】
7. 新たな価値を創造する
8. 創造した価値を発信する
【学習したことを振り返る】
9. 単元の学習を振り返る
他教科での単元縦断型授業例
国語なら・・・
理科なら・・・
木村先生より
今日のシンキングツールセミナーで伝えたかったことは,単元を通して授業を考えることの大切さです。
単元を通して子どもたちが主体的に学ぶ場面,対話的に学ぶ場面,シンキングツールを使い深く考える場面を事前に設定しておくことです。
また,子どもたちが学習計画をたて,自分の学習をしっかりとコントロールできる力を身につけることが大切だと思います。
このような学びの中でロイロノート・スクールは大変強力なツールになると思っています。
是非,単元縦断型の授業をロイロノート・スクールをベースに,教科横断的に行うことにチャレンジしてみてください。
▽木村先生からのお知らせ
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書籍情報
「単元縦断×教科横断」(さくら社)が7月末発売予定です。実践の詳細を載せています!
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NHK「臨時開校!フライデーモーニング・スクール プラス」総合
▼第1回 インターネットで情報を調べよう
7/17(金) 10:05~10:25【Eテレ サブ】、7/18(土) 16:25~16:45【Eテレ】
▼第2回「調べた情報を新聞にまとめよう」
7/24(金)10:05~10:25【Eテレ サブ】、7/25(土)16:25~16:45【Eテレ】
▽LoiLoからのお知らせ
シンキングツールの話&導入の話も聴けちゃいます😊
講師は藤原清人先生(愛媛県立松山工業高等学校)と須之内智彦先生(愛媛県立松山南高等学校)
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