中学 総合 学校の魅力を伝えよう【実践事例】(大阪学芸中等教育学校)
大阪学芸中等教育学校
萩原 美衣教諭
ロイロノート・スクールを使用して、プレゼンテーションの第1歩を踏み出す授業を行います。
「学校の魅力を伝えよう」というテーマで、各自がロイロノート・スクールを使ってプレゼン資料を作成し、プレゼンを行いました。
まずは紙を使って、どのような構成のプレゼンテーションを行うのか考えていきました。学校の魅力をどのような構成にすれば伝わりやすいか考えていきます。タブレットで写真を撮影したり、Webサイトのスクリーンショットを撮影したりして、プレゼンテーションの素材を準備していきます。その素材をもとにスライドを作成していきます。口頭で発表する内容については、生徒それぞれが様々な方法で用意していきました。その後、いくつかのグループに分かれて、1人ずつ発表を行いました。授業が終わったあと、それぞれが感想を記入し、Googleフォームで送るようにしました。プレゼンテーションが一番うまくできた最優秀者は、入学説明会で保護者の前で発表する体験をさせました。
ロイロノート導入のメリット
写真やWebサイトのスクリーンショットなどを使って、簡単にプレゼン資料を作ることができます。
1人1台タブレット環境であるため、家庭での準備や更なる工夫が容易にできます。
実践の目標
「学校の魅力を伝える」という目的のもと、各自が「何が魅力か」、「どのような写真や文を使えば良いか」、「どのような構成にすれば良いか」、「どのように発表すれば良いか」を考え、それを実践することができる。
他者のプレゼンを聞き、評価することができる。
実践の場面
1. 構成を考える
まずは紙を使って、どのような構成のプレゼンテーションを行うのか考えた。あまり内容を詰め込みすぎず、自分達が伝えたい「魅力」は何なのか、そしてその魅力を伝えるにはどのような構成にすれば良いのかを考える。
2. スライド作成のための素材を用意する
タブレットを使い、写真を撮影したり、Webサイトのスクリーンショットを撮影したりして、それぞれがプレゼンテーションの素材を準備した。ロイロノート・スクールを使うことで、簡単に用意することができた。
3. スライドを作成する
準備した素材をもとに、スライドを作成する。用意したカードとカードを繋ぐだけで、簡単にプレゼンテーションファイルを作ることができた。また、口頭で発表する内容については、読み上げ原稿を作ったり、要点のみをメモしておいたり、それぞれが様々な方法で用意していた。
4. スライドの発表を行う
いくつかのグループに分かれて、1人ずつ発表を行う。人前での発表になれておらず、恥ずかしくて前を向いて発表できない生徒もいるのではとの懸念があったが、ほとんどの生徒が堂々と発表することができた。自分の好きなところを、自分で作ったスライドで発表できるため、楽しく発表することができたと思われる。
5. 感想を記入する
授業が終わったあと、それぞれが感想を記入した。感想はGoogleフォームを使い、それぞれがタブレットで入力して送った。これを使うことで、授業の満足度等も簡単に集計することができた。
6. 優秀者が入試説明会で保護者にプレゼンを行う
この授業の直後に行われた中学入試説明会で、一番うまくプレゼンテーションができた優秀者が、学校代表として学校の魅力を伝えるプレゼンテーションを行った。同級生達の前とは違い、受験を考えている保護者の前でのプレゼンテーションは、更に良い経験になったと思われる。