中1 保健体育科 球技 ネット型 バレーボール【授業案】名古屋市立鳴海中学校 浅野 慶二

中1 保健体育科 球技 ネット型 バレーボール【授業案】名古屋市立鳴海中学校 浅野 慶二

基本情報
学年 / 教科:中1 保健体育科
単元:球技 ネット型 バレーボール
指導要領:E 球技 イ ネット型 バレーボール
教科書:中学校保健体育
授業者:浅野 慶二(名古屋市立鳴海中学校)

単元全体

解説動画


作成者からのアピールポイント
保健体育の授業を通して、学習の自己調整をしながら主体的に学習に取り組む姿を引き出すための授業案を作成しました。また、保健体育科の授業でもシンキングツールが活用して、思考を深めることにつなげられるように工夫しました。
(ロイロ認定ティーチャー109の林一真先生より指導を受けました)

ロイロノート・スクールのnoteデータ

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【展開1】バレーボールの特性を知ろう
・展開1では、バレーボ-ルの特性を知ることに取り組ませます。ためしのゲームとして、ソフトバレーボールとバレーボールを使用したゲームにそれぞれ取り組ませます。
・本実践のゲームの共通ルールは資料の通りです。
・ためしのゲーム後、2つのゲームの共通点やちがいについて、ベン図に記入させ、回答共有することで、仲間の気付きも含めて、バレーボールの単元目標をイメージしやすくなるようにします。

【展開2】自分の課題を見付けよう
・展開2では、自分の課題を見付けることに取り組ませます。
・第2時から、基本的なボール操作技能を高めるための練習として、2種類のパス練習に取り組ませました。内容と要点は、資料の通りです。
・第1時でベン図にまとめた記述から、バレーボールの特徴として、パスがつながりにくくなり、空いた場所に返球することができないことに着目させて、バレーボールの単元目標を想起させます。
・第2時から第5時では、自分の課題を見付けるために、Yチャートを活用します。ゲーム中の役割ごとでそれぞれの課題を見付けるために、失敗した場面をピンク色で、成功した理由を水色でカードに書き出させます。
・そうすることで、パスをつなげるための課題を洗い出させるようにします。Yチャートに書き出した内容は、回答共有することで、仲間の考えを参考にして、自分の考えに取り入れることができるようにします。
・第4時では、学んだ効率のよいボールのつなぎ方をゲームの中で発揮するための視点を与えるために、3種類の軌跡の資料を提示して、ゲームに取り組ませました。内容と要点は資料の通りです。
・第5時では、それまでにYチャートに記述していた失敗した場面と成功した理由を、データチャートにツールの切り替えを行い、役割ごとに、3つの視点で整理することで、自分の課題を明確にできるようにします。

【展開3】課題解決に取り組み、振り返りから次の課題を選ぶことで、主体的に学習に取り組もう
・展開3では、課題解決に取り組み、振り返りから次の課題を選ぶことで、主体的に学習に取り組ませます。
・第6時では、キャンディーチャートを用いて、データチャートから自分の課題を選び、『今日の課題』に記入してから学習に取り組ませます。
・授業後に、課題に対する振り返りとして、解決できた内容は水色で、まだ解決できていない内容はピンク色で、振り返りの欄に記入させます。
・解決した課題については、データチャートに上書きした上で、新たな課題を『次回の課題』の欄に記入させます。まだ解決できていない課題については、振り返りの内容を基に、『次回の課題』の欄に記入させます。そうすることで、自分の課題が一つずつ解決されていることが実感でき、学習を進める中で自分の課題を明確にすることができます。

【展開4】課題解決に取り組み、振り返りから次の課題を選ぶことで、主体的に学習に取り組もう
・第6時以降は、自分の考えを書いたキャンディーチャートとデータチャートをプロット図に貼り付けて、提出箱に提出させます。そうすることで、生徒自身が学びの経過をすぐに振り返ることができ、学習の自己調整がしやすくなります。また、教師にとっても、生徒一人一人が取り組んでいる課題と学びの経過が把握しやすくなり、個別支援をしやすくなります。このような取り組みを続けることで、生徒が主体的に学習に取り組むことができると考えます。
・単元終了後には、空いた場所に返球するために単元を通して学んだことや、学習を進める中で感じたことを伝え合わせることで、これまでの学習の振り返りをさせます。

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