中2 保健体育 自分の動きを確認できる動画を撮影しよう バスケットボール【授業案】逗子市立沼間中学校 吉田太紀
学年 / 教科 | 中2/保健体育 |
単元 | バスケットボール |
指導要領 | 球技 (ア) ゴール型 |
教科書会社 | ビジュアル 新しい体育実技 |
授業者 | 吉田太紀(逗子市立沼間中学校) |
単元全体
解説動画
作成者からのアピールポイント
学習カード作成が授業の中で一番大切になっています。
授業内で撮影した動画を張り付け提出することで、自らの動きを客観的に見ることができ、明確な課題を見つけることができます。その課題を解決するために、PDCAサイクルを意識した学習カードを記入することで、次回の授業では、よりよくなるよう取り組むことが出l来ます。
ロイロノート・スクールのnoteデータ
【展開1】練習メニューの作成
授業の目標を明確にすることができる。
自分たちのチームの課題に合った練習、やりたい練習を考え行うことができる。
練習のポイントを整理ができる。
練習の記録が残るため課題を修正し、次回の練習に活かすことができる。
【展開2】学習カードに張り付けて提出する動画の撮影する
自分の課題となる動きを撮影する。撮影の仕方は特に指定せず、自分が学習カードを作成するときに困らない動画を撮影してほしいと伝える。
お手本の動画、ポイントの解説やルールをまとめたものなどを資料箱の授業内共有に入れておくことで、生徒が使いたいタイミングで資料箱からノートにもってきて使用することができる。
【展開3】作戦会議をして試合を行う
試合を行う前の5分間で、作戦ボードのシートを使い、班で作戦会議を行う。
ポジションを決めたり、動き方の確認を行ったりする。
試合の動画を教員が撮影し、生徒に送ることで客観的に自分の動きを確認することができ、改善することができる。
試合時間は、5分×2セット行う。試合の間は3分のインターバルを入れ、試合の修正や作戦会議を行う。
作戦ボードを使うことにより、運動を「する・みる・支える・知る」の4つの観点から運動が苦手な子も、すべての生徒が自分に合った観点からできることを選んで参加できる。
見学の生徒には、作戦ボードなどを使用しチームをマネジメントさせることで授業に参加することができる。
ポジション説明や試合でのコンビネーションの動画も取り入れ生徒にイメージを湧かせることができる。
【展開4】学習カードを提出する
授業の中で撮影した動画を元に、生徒に学習カードを提出させる。
内容はPDCAサイクルを意識し、自ら行った動画を確認し課題を見つける。その見つけた課題を次の授業ではどのように活かすか記入させる。
質問を記入するスペースを作成することで、アドバイスなどを通して生徒とのコミュニケーションを取ることができる。
文章を書くのが苦手な生徒のために、シンキングツールの活用も促す。
シンキングツールを活用することで、単元の中で何を習得したいか明確にさせ、習得するためには何が必要なのかを文字で表現させることができる。
技能テストの際に、レイアップシュートかセットシュートどちらかを選択させ、撮影した動画を学習カードに貼り付けて提出させる。その際、生徒自身が納得のいく動画を撮影できるまで時間内に何度も取り直して良いと伝えることで、生徒が撮影した一番良いものを提出させることができる。
学習カードには、授業をする前と終えた後の自分の変化を記入させ、何ができるようになったかを明確にすることで自分自身の変化を感じさせることができる。
学習カード提出の際に、撮影した動画がノートにたまっていくので、自らの変化や成長を視覚的に見せることができる。
体育の授業の中でロイロノートを使うことにより、それぞれの班でPDCAサイクルを生徒自身で回すことができる環境をつくることができる。
体育の授業を行うにあたっての安全面等をPDFで明確にしノートに追加させることで、指導者側が意識さたい安全面等を意識させることができる。
ロイロノートの提出箱で期限の設定や、提出物の管理が明確にでき、学習カードの紛失や提出する際のトラブルが減らすことができる。
【展開5】最後に・・・
ロイロノートを使用することで生徒が自らの課題を発見できるとともに解決に向けての道筋を立てて実行することができる。
指導者自身も生徒の学習カードや提出された動画をもとに授業の明確な課題を発見することができる。
また、課題を解決するためにロイロノートでアンケートを実施し、その回答をもとに課題解決に向かうことができる。
ロイロノートを使うことで、運動が苦手な子も、すべての生徒が授業に参加することができる。