小6 算数 津波の高さを伝えよう 図形の拡大と縮小【授業案】田辺市立会津小学校 山中 大祐
学年 / 教科 | 小6/算数 |
単元 | 図形の拡大と縮小 |
指導要領 | B(1)縮図や拡大図、対称な図形 |
教科書会社 | わくわく算数6(啓林館) |
授業者 | 山中 大祐(田辺市立会津小学校) |
単元の一部
解説動画
作成者からのアピールポイント
校舎の高さを測量することが目的ではなく、それを手段とし、児童の身近な出来事から課題の設定、目的の共有を行なった。また、算数・数学の問題発見・解決の過程を二度行ったこと。共有ノートを活用し、測量の様子やノートの写真、またその写真に直接書き込むことで、問題解決・探求の過程を効果的に共有できた。
ロイロノート・スクールのnoteデータ
【展開1】課題の表出・設定と 問題解決方法の検討①
本地域で津波注意報が発令され、津波について調べた。
その過程で、南海トラフ巨大地震が起きた場合、本地域では最大10mの津波が来ることが分かったが、それが大体どれぐらいなのか実感できなかった。
そこで校舎の高さと比べることで低学年や地域の人にも分かりやすく伝えられると考え、校舎の高さを測量する計画を立てた。
【展開2】測量による情報の収集と 整理・分析①
測量計画を実行し、校舎の高さを測量した。
測量の手順、様子、考え方や求め方を共有ノートにまとめ、グループで交流した。
【展開3】新たな課題の表出・設定と 問題解決方法の検討②
測量の結果、校舎は約13mということがわかった。一方で、新たな課題が児童から生まれた。それは「校舎のどの位置が10mの津波のポイントであるか」である(津波ポイント)。その測量方法を検討した。
【展開4】測量による情報の収集と 整理・分析②
測量計画を実行し、校舎の高さを測量した。
測量の手順、様子、考え方や求め方を共有ノートにまとめ、グループで交流した。
【展開5】まとめ・表現
情報を整理し、今までの授業の流れ(課題設定の動機や理由、測量の手順や方法、結果、新たな課題の設定)を地域の人や1〜5年生に伝えられるようにまとめた。(以下は作成した構成図です)