小1 算数 かたちづくり【実践事例】(美祢市立川東小学校)
美祢市立川東小学校
中洲 弘美教諭
色板を並べてつくろう
色板や棒を使って様々な形を作り、ロイロノートで撮影して可視化することで、図形を構成する力と観察する力を養います。
影絵の中にどんな絵が隠れているのか見つけ出し、名前をつけます。
それぞれの形が何枚の色板でできているか予想し、影絵の形を作ってロイロノートで写真を撮ります。
写真を教師に送信し、児童から送信された写真を一覧表示します。大きな影絵を用意し、色板を並べて気づいたことを発表します。
発表を通して児童の考えを確かめた後、色板を使って影絵と同じ形をつくります。補助線を書き入れたり、色板を置いたりして、色板の数を予想させることで、大きな形を構成している色板の枚数を考えることができるようになります。
最後に、本時のポイントとして出てきた言葉を使って、分かったことを発表します。
ロイロノート導入のメリット
5種類の影絵を用意したましたが、色板を並べてつくった作品をロイロノートで写真に撮って残しておくことができるので、安心して次々に繰り返し作品をつくることができました。児童は色板を並べ、つくる活動に集中して取り組んでいました。
作った作品を教師用のフォルダに送信することで、友だちのつくった作品と順番に並べて提示することができました。
また、映像で見ながら、ひとつの作品ごとに見比べて相違点を見つけることもできました。
作った作品で、使った色板の枚数を映像で確認することができ、つくる前に予想した枚数と同じだったかを検証することができました。
実践の目標
色板や棒などを使って、いろいろな形をつくることに興味・関心を高め、意欲的に取り組む。
図形についての基本的な見方・考え方を身につける。
色板や棒などを使って、いろいろな形をつくることができる。
色板や棒などを使って、いろいろな形が構成されていることを理解する。
実践の場面
1. 教科書の拡大図の影絵を見て、絵や形について話し合う
「かげえのなかにどんなえがかくされているのかな。名まえをつけてみよう」
影絵の中にどんな絵が隠れているのか見つけ出し、名前をつける。自由に発言させ、色板を使って、同じ形を作ることを知る。
2. 影絵の中にある形を考える
「このかげえは、どんなかたちでできているのかな」
影絵はどんな形でできているのか考え、□や⊿を組み合わせてできていることに気づかせる。
3. 色板を並べてそれぞれの形を作り、写真に撮る
「さんかくのいろいたなんまいでできているかよそうしよう」
「おなじかたちをつくり、タブレットでしゃしんにとっておこう」
それぞれの形が何枚の色板でできているか予想し、ひとつひとつの影絵の形を作って、ロイロノートで写真に撮ります。
4. タブレットで撮った写真を発表する
「ともだちのつくったものと、ならべかたをくらべてみよう。にているところや、ちがうところを見つけよう」
ロイロノートで撮った写真を、児童それぞれが教師に送信する。児童から送信された写真を一覧表示し、並べ方の相違点を見つけたり、三角の向きの違いや、構成の違いに気づく。
5. より大きく、複雑な形作りのため、様々な形の影絵に色板を並べる
「おおきなかげえにいろいたをならべてみよう」
大きな影絵を用意し、色板を並べる。形の大きさと、使った色板の個数の関係など、気づいたことを発表する。
6. 本時の振り返りをする
「きょうの学しゅうでわかったことをまとめよう」
本時のポイントとして出てきた言葉を使って、分かったことを発表する。