小2 国語 ことばについて考えよう【実践事例】(美祢市立城原小学校)

小2 国語 ことばについて考えよう【実践事例】(美祢市立城原小学校)

美祢市立城原小学校
吹上 静恵教諭
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様子を表す言葉を使って、文章を作ろう

言葉の持つイメージを正しくとらえることで、文章表現力を高めます。

言葉の意味は、写真や動画などを使って視覚的な教材を提示することで、より詳しく正確につかむことができます。
児童がその場面をイメージしながら、言葉を実生活の中で生かすことができるように、短文作りをします。
また、お互いに添削しあうことで、正しく言葉を使う力が育ちます。



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ロイロノート導入のメリット

テキストカードに貼り付けた「ようすをあらわす言葉の表」に線を引くなど、話し合いの材料となるものをすぐ提示することができました。

板書したものをテキストに張り付け、復習に使うことができ、紙媒体にする時間の節約になりました。

言葉の意味を知らずイメージができなかった場合は、すぐにウェブサイトで検索できたり、画像を張り付けたりすることができるので、タイムリーに理解させることができることが大変有効でした。

考えた言葉を書き込んだものを教師に転送し、全員の言葉を比較することで、どの言葉がより適切か考えることが容易にできました。

写真と動画を使って、「ようす」を視覚的に実感させることは、児童にとって今まで使っていた言葉を思い出せたり、言葉の表の中からぴったり合う言葉を選ぶことができたりするなど、イメージしやすかったです。


実践の目標

どれくらいかによって「ようす」をあらわす言い方について知り、ようすを表す言葉の表にある言葉を使って、文を適切に作ることができる。


実践の場面

1. 前時の復習をする
前時で学習したカードや板書を提示し、言葉のひびきによって「ようす」をあらわす言い方について復習をする。


2. 言葉の意味をつかむ
児童に、「写真のようすにぴったり合う言葉を考えよう。」というめあてを提示し、どれくらいかによって「ようす」をあらわす言い方について確認する。
教科書を読み、言葉のひびきによって表す言い方と、どれくらいかによって表す言い方の理解をさせて展開に入る。




3. 児童1人で考え、学ぶ
雨の降り方の違う3枚を比較し、写真にぴったり合う「ようす」をあらわす言葉を考える。
そしてぴったり合う言葉を写真に書き込む。言葉が思い浮かばない児童の支援となるよう、どれくらいかを表す言葉の表を画面に提示しておく。




4. 写真の様子に合う言葉なのかについて話し合う
言葉を書き込んだ写真を転送し、発表する。友達が考えた言葉が、「どれくらい」を表す言葉として写真の様子に合うかどうかを話し合う。どの言葉が一番ぴったりあうか、自分が思いつかなかった言葉で良いと思った言葉はどれかなど、理由づけをさせて話し合わせる。




5. 児童同士添削し合いながら、共に学ぶ
「ようすをあらわす言葉の表」の中から、どれくらいかによって「ようす」を表す言葉を使った文を作る。ノートに書いた文を各自で写真に撮り、転送して評価し合った。間違えている表記の仕方や、言葉と文の内容が合わないことを児童間で添削しあった。



6. 授業全体を振り返る
最後に、五味太郎「言葉図鑑」の本を見せ、ようすをあらわす言葉がいろいろあり、言葉を知っていると場面により合う表現をすることができることを伝える。
次の授業では、例えを使った言い方で「ようす」をあらわす学習をすることを知らせる。

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