小2 国語 今週のニュース【実践事例】(札幌市立発寒西小学校)
札幌市立発寒西小学校
山田 秀哉教諭
身近な出来事への関心を高め、伝え合う力を養う情報発信型の授業を展開します。
身近に起きた出来事に興味をもち、出来事の様子や自分の気持ちをニュースとして書きます。
書いたニュースを互いに読み合い、感想を交流します。交流の中で集めた感想を分類することを通して、自分のニュースを客観的にとらえ、次回の活動へとつなげます。
継続的に取り組むことで、身近な出来事への関心を高め、互いの興味・関心について共有していきます。
ロイロノート導入のメリット
毎週取り組むことで、タブレットでの読み書きがスムーズにできるようになりました。
感想交流は付箋紙を使っていましたが、ロイロノート・スクールの「送る」機能を使うことで、以前よりも多くの児童と交流ができるようになりました。
感想カードの送り合いが即時フィードバックにつながり、児童同士の交流が活発になりました。
実践の目標
友だちに知らせるために、身近な出来事を題材として、出来事の様子や自分の気持ちを明確に書き表すことができる。
書いたものを読み合い、感想を伝え合うことができる。
ニュースの内容に共感できるところを見つけ、言葉で伝えることができる。
実践の場面
1. 学習課題と本時の流れを把握する
継続して取り組んでいる「今週のニュース」を書き、友だちに伝え、感想を集めることを確認する。
感想は、これまでの付箋紙の代わりに、ロイロノート・スクールのカードを送ることとする。
2. 今週の出来事を振り返る
ペアやグループで、今週の出来事について振り返り、ニュースとして伝えたいことを出し合う。時系列で印象に残っていることを整理し、ニュースの内容を決める。
ニュースの話題一覧を参考にする。
3. ニュースを書く
自分の視点で決めたニュースについて、出来事や様子、自分の気持ちをワークシートに書き出す。内容のまとまりがわかるよう、「いつ」「どこで」「だれが」「何をした(何があった)」の順に出来事を書く。伝えたい内容が表現できているか確認し、誤字・脱字を直す。
4. ニュースを伝え合う
まず、隣同士で書いたニュースを「送る」機能を使って送り合う。送られてきたニュースを読み、感想を書いて、送り返す。
その後、ニュースを読んで欲しい他の友だちにもニュースを送り、同様の手順を繰り返す。感想は、共感したことについて書き、一言でもよいこととする。
5. もらった感想を整理する
送り返されてきた感想を読み、簡単に分類する。
友だちの感想から、自分のニュースがどのように伝わったのかを考える。
6. 本時の学習を振り返る
学習活動を振り返り、本時の学びを書く。
自分がしたこと、思ったこと、気づいたことや次にがんばりたいことなどをワークシートに記録する。