小4 総合 情報の集め方と評価【実践事例】(小林聖心女子学院小学校)
小林聖心女子学院小学校
大川 尚輝教諭
思考を可視化し、異なった意見を持つ他者との学び合いによって、「情報の選択・整理」のスキルを身に付けます。
情報にあふれる時代の中で、情報を集めることは容易ですが、「情報の選択・整理」はこれから多くの情報を扱うことになる児童にとって欠かせないスキルです。そこで、1人の気づきだけに終わらないよう、ロイロノートを活用したスムーズな意見の提示方法と発表方法により、思考を可視化し、自分と違う意見を持つ他者との学び合いをする授業を行いました。
ロイロノート導入のメリット
思考の流れを可視化できたことで、子ども達の考えの共有が容易になりました。
グループごとであっても、そのグループの意見をリアルタイムで画面上に反映できることは、大きなメリットだと思います。
実践の目標
インターネットの特性を知ると共に、現地調査でしか分からないこともあるということに気づく。
そして、情報を比べて重なりを見つけることで、役立つ情報を効率的に増やせる力を付ける。
実践の場面
1. 分かったことを整理する
校外学習で行った青野ダムについて調べたこと、分かったことを整理する場を持つ。
これまでの学習を振り返るために、青野ダムへ行って印象に残っていることや、本やインターネットで調べて分かったことを発表させる。
2. 情報カードを比較する
調査の際に利用している情報カードを使って、調べ方の違いがどのような結果の違いを生むのかを比べる。
3. 比較の結果を可視化する
視覚的に分かりやすく比較できるよう、3種類の付箋を使って色分けをする。
そして、付箋に簡単な説明を書かせる。
4. 結果を整理する
付箋を整理して、結果を正確につかませるために、意見をグループで整理させる。
そしてタブレットを使って写真を撮り、全体で共有する場を持つ。
5. 情報の信頼性について考える
信頼できる情報をどのように得ることができるのかについて考えさせるために、分かりやすい身近な例を示す。
6. 今日の振り返りをする
どのように調べたら効果的、かつ信頼性のある情報を集めることができるかについて考えさせる。
また、正確な情報を得るためには、情報調べる手段うまく併用することに気づかせるために、板書で出てきた意見を整理する。