小5 社会 情報化した社会と私たちの生活【実践事例】(ひたちなか市立磯崎小学校)
ひたちなか市立磯崎小学校
井上 光主教諭
インターネットを安全に使うために、どんなことに気を付ければいいのだろう
ロイロノートを活用しながら、思いや考えを伝え合い、考える力を深める指導を工夫することができます。
前回の授業で行った小テストを授業開始前に生徒たちに配信し、授業開始後にすぐ教師から配信された正解を見て、解答を確認します。
その後、前回の授業の最後に生徒達が作った、一次関数のグラフの問題を一覧表示して公開しました。
次に、様々な問題の中から一問、面積の問題を選び、クラス全員で解答しました。
前回の授業の際に扱った問題の元になるグラフと、選んだ問題を生徒たちのタブレットに配信します。
画面に補助線や記号を書き込みながら解答を考えていきます。
新たな文章問題を生徒のタブレットに配信し、その問題の解答に取り組んでいきます。
問題設定の状態をグラフで表すためにグラフ用紙にグラフを書きます。
グラフが書けたらそれを写真に撮って、教師のフォルダに提出。
授業の最後に本時の内容を確認するために小テストを行います。
指定の時間が来たら、教師のフォルダに小テストを提出し、本時のまとめとしました。
ロイロノート導入のメリット
ロイロノートを導入したことで、教師が作図を板書する手間が省けました。
プリントと違い、複製や書き込みなどの加工が容易で、プレゼンテーションを手軽に行うことができました。
実践の目標
グループに与えられた作図問題に挑戦し、自己の考えを発表できる。
グループ活動を通して、教え合い、学び合うことで自身の理解を深めることができる。
実践の場面
1. 全体で「光の進み方の作図方法」を確認する
教師がプロジェクターを使いながら、今までに学んだ「光の進み方の作図」方法のポイントを確認する。
その際、ロイロノートを用いると、以前取り組んだ問題を簡単に提示することができた。
2. 各グループに問題を配信する
各グループに複数の課題を配信し、様々な場合の光の進み方の作図にグループで挑戦する。
グループごとではなく、各自に課題を送付する場合もあるが、事前にロイロノートの資料箱に必要なプリントを入れておくと、生徒が自由に使用できる。
3. 作図を行う
ロイロノートのペン機能を使い、作図を行う。
この時、複数の意見が出た場合でもロイロノートであれば、問題用紙の複製を簡単に作成することができるため、何種類もの作図を比較することができる。
4. 発表にむけての説明を工夫する
生徒は、グループ内での解答をまとめ、発表する準備を行う。
ロイロノートは簡単にページを増やすことができ、また、プレゼンテーションを容易に作成することができる。
生徒は必要な情報をロイトノートで視覚的に示したり、コピーを複数用いてアニメーションのようにするなどの工夫を行った。
5. 解答・解説の発表を行う
グループでの学習を終えた後、生徒自身が解答・解説を発表する。発表者はその場で指名したり、班の代表が行うなど、臨機応変に設定する。そうすることで、生徒たちは発表を行う可能性に対してきちんと準備を行うので、学びが深まっていく。
6. 確認と振り返りを行う
発表者の解答・解説を受けて、グループ内で確認・振り返りを行う。
自分たちの課題を協力して解決し、また他者の解説を聞いて理解を深めることで、苦手としやすい作図の問題に強くなることができる。