小6 算数 小数と分数の計算【実践事例】(宮古島市立平良第一小学校)
宮古島市立平良第一小学校
比嘉 善也教諭
ロイロノート・スクールで、「考え・言葉・仲間」の協働学習につなげて、学びを深める授業を実現します。
まず、「A車は270kmで15Lのガソリンを使う。」という問題の解き方を全体で確認します。そして、「B車は372kmで24.8Lのガソリンを使う。」という問題を、1Lあたり・1kmあたりの2つのグループに分かれて考えるエキスパート活動を行いました。それぞれのグループで、エキスパート活動を通して出た考えをロイロノート・スクールのカードにまとめていきます。大事な部分の色を変えて分かりやすいようにカードにまとめる工夫をしていました。ある程度活動を進めたところで、各グループの進捗状況を一覧表示して全体で把握します。その後、「1Lあたり」、「1kmあたり」のグループから出されたカードを全体で比較検討します。共通点や相違点に気づかせ、出た答えから、A車とB車のどちらがお得かを考えていきました。
ロイロノート導入のメリット
全体を見ながら、各グループの進捗状況やつまずきなどを瞬時に把握でき、机間指導もスムーズになり支援がしやすいです。
資料の配付、回収、把握、管理がスムーズに行えます。
タブレットをグループの中心において話し合うことができます。
黒板だけでは見づらい掲示も、各タブレットに送信することで個別の支援につながります。
実践の目標
生活場面での小数や分数の計算を使う問題を考えることができる。
実践の場面
1. 問題を把握する
「A車は270kmで15Lのガソリンを使う。」という問題の解き方を全体で確認し、「B車は372kmで24.8Lのガソリンを使う。」という問題を、「1Lあたり」・「1kmあたり」の2つのグループに分かれて考えるエキスパート活動を行う。
2. 話し合いを行う
「1Lあたり」、「1kmあたり」のグループで、それぞれタブレットを中心に顔を集めて話し合い活動を進めていく。
3. 役割分担をして話し合う
生徒達はただ話し合うだけでなく、話し合いをしながら、ノートに計算する係、カードにまとめる係など、役割を分担して行っていた。
4. エキスパート活動を行う
それぞれのグループで、エキスパート活動を通して出た考えをロイロノート・スクールのカードにまとめていく。大事な部分の色を変えて分かりやすいようにカードにまとめる工夫をしていた。 例えば、1Lあたりのグループでは、「わり算の筆算」の部分を色を変えており、1kmあたりのグループの場合は、「24.8を10倍して整数にする」部分の色を変えていた。
5. 進捗状況を把握する
ある程度活動を進めたところで、各グループの進捗状況を一覧表示して全体で把握した。
6. クラス全体で共有する
「1Lあたり」、「1kmあたり」のグループから出されたカードを全体で比較検討する。共通点や相違点に気づかせ、出た答えから、A車とB車のどちらがお得かを考えた。