【イベントレポート】「だれひとりとりのこしたくない勉強会」新居浜プチ勉強会2026

2026.02.07に実施した新居浜プチ勉強会@新居浜市立新居浜小学校の様子をまとめました


オープニング
愛光中学校・高等学校の和田誠先生の進行の元、開会行事および諸連絡などを新居浜市の眞鍋裕介先生と行われました。

パネルディスカッション
渡邊友紀子先生がファシリテーターとなり、宮谷拓也先生・紺谷隆先生・池田光希先生3名の先生方とパネルディスカッションを行いました。登壇者たちは、「誰一人取り残さない」という言葉の再定義や、教師側が取り残されていないか、など様々な議題を提示されました。

テーブルトーク
参加されたみなさまと講師も交えて、テーブル毎でパネルディスカッションの内容を元に振り返りや交流が行われました。
〜昼休憩〜

分科会①
A:理科探究
荒井裕美先生(郡山ザベリオ学園中学校)×眞鍋裕介先生(新居浜市立中萩小学校)
自由な散策(フィールドウォーク)で「なんとなく」気になるものを発見し、調べてもすぐには答えの出ない「自分だけの問い」を立てました。 生成AI(Gemini)のストーリーブック機能を活用してその問いを物語化し、自分自身が主人公となって探究を進める「自分事化」「誰一人取り残さない教育」の実践を紹介されました。

B:だれとり算数×国語
志田倫明先生(新潟市立上所小学校)×小畑歩夢先生(新居浜市立大生院小学校)
教師が「できない点」に目を向けるのではなく、たとえ習得が不十分でも本質的な概念を捉えようとする子供の「有能さ」を見取る視点への転換が重要である事や、 不明瞭な指示を避け、接続詞などの具体的な足場かけを行うとともに、ロイロノートなどで個々の困り感を可視化してみとる事が大切ではないかと提案されました。

分科会②
A:特別支援〜学校が楽しい〜
土田真夕先生(京都市立小学校)×眞鍋真理子先生(新居浜市立泉川小学校)×川中大翔先生(新居浜市立金栄小学校)
何でもしてあげることが成長ではないと考え、大枠のルールを維持しつつ子供が自ら助けを求め自立して動けるような適切な調整と見守りを重視する例を話されました。 ICTや視覚支援を活用して学習の障壁を取り除き、「支援があればできる」という視点から一人ひとりの成功体験と自己肯定感を積み重ねる事。 全体と個別の支援を使い分け、子どもが自身の有能さを実感できる価値付けを行いながら、将来の幸せな社会生活を見据えた教育についてお話しされました。


B:自由進度学習
紺谷隆先生(奈良市立東登美ヶ丘小学校)×片岸力丸先生(新居浜市立船木小学校)
場所・人・課題の3つの設定を「扇型」に広げることで、子どもが自分に合ったペースや方法を自ら選択できる環境を整える例を話されました。 一律のゴールを廃して個別の道と目標を認めることで、「取り残される」という概念自体をなくし、全員が主体的に学ぶ姿を目指す。 自由な探究を通じて自己有用感を大幅に向上させ、不登校傾向の子どもも自分の得意分野から学びの楽しさを取り戻せるよう伴走する実践などを紹介されました。

全体会・ワークショップ
先生がワクワクすると、学校が動き出す
古矢岳史先生(練馬区立石神井小学校)×池田光希先生(新居浜市立別子中学校)
前半は古矢先生主体で、グミや粘土などを使いながら身体的にそれぞれの考えの違いや、競争と協創の違いなどについて深めていきました。後半は池田先生主体で、自分やグループでの対話を通して、自分を知り大人たちも取り残されない様にするにはどうしたらいいのか、などを考えていきました。

テーブルトーク・クロージング
最後にも参加された皆様同士で会の振り返りを兼ねて話し合いました。そのまま渡邊先生が作成された振り返り動画を鑑賞し、新居浜市の須山華鈴先生より閉会の挨拶を行いました。

登壇者も参加者も終始笑顔の絶えない、ワクワク楽しい学びの場になりました。来年度も実施予定です!