コマンドはショートカットだと考える

(2019/4/16)

Unixのシェルや昔のDOSのようなCLI(コマンドラインインタフェース)でもGUIアプリケーションでも沢山のコマンドが用意されており、記憶するのはなかなか大変であるし、組み合わせてうまく使うのはもっと大変である。ヘルプシステムが用意されていることも多いが、活用されてることは少ない。ヘルプはおまけ機能だと考えられているし、まともに検索もできないようならば利用されないのはあたりまえであろう。

しかし広い目で見ると、計算機の操作方法などわからないのがあたりまえであり、やりたいことを言ったら即実行できるような環境が先にあるべきなのではないか。実行のためのショートカットをタマタマ知っていたらそれを使っても良いのだと考える。

たとえばUnixのシェルで ls コマンドを打つとファイルリストを表示することができるが、「ファイルのリストを見たい」という要求のショートカットが ls だと考えることにすれば、無理に ls のようなショートカットを覚える必要は無いと感じられるだろう。どこでもすぐにやりたいことを実行できる柔軟で強力なヘルプシステム(?)を用意しておき、必要に応じてそのショートカットも用意しておくという考え方にすれば、コマンドを覚えるのが面倒だとかヘルプシステムが使えないとかいった問題は無くなるかもしれない。

#ブログ 2019/4/16