クリアファイルの印刷用データ作成方法
クリアファイルの印刷用データの作り方をご案内いたします。デザインデータ作成においての注意点がいくつかありますので、こちらのページを参考にデータの作成をお願いいたします。
印刷用テンプレートをダウンロード
データ作成の際は クリアファイルのテンプレート をご利用ください。
すでにガイド線やトンボが配置されているため、規定サイズのデータを簡単に作ることができます。サイズ間違いなどによるデータ入稿のやり直しリスクが少なくなりますので、テンプレートのご利用をおすすめいたします。
1.入稿対応データ形式
Adobe Illustrator(推奨)
Adobe Photoshop
Microsoft Word
Microsoft PowerPoint
※白版をお客様にて作成される場合は、必ず Adobe Illustrator形式 でご入稿ください。Adobe Illustrator形式ではない場合、データの再入稿をお願いしておりますのでご注意ください。
※PDFで入稿される場合は、 ガイド線や仕上がり線が入っていないか必ずご確認のうえ 、ご入稿ください。
2.クリアファイルの仕様について
クリアファイルは以下の仕様がございます。ご注文時にご希望の仕様をお選びください。
■スタンダード
■シングルポケット・シングルポケットロング
■ダブルポケット・ダブルポケットロング
■バッグ型(縦)・バッグ型(横)
バック型の仕様について
バッグ型は本体にミシン目がついており、取手の部分を切り離すことができます。切り離すとA4サイズのクリアファイルになります。
オプションについて
オプションとして「OPP封入」と「名刺ポケット」の追加が可能です。詳しくは クリアファイル印刷 の「オプション」および「名刺ポケットの配置位置」の項目をご参照ください。
※名刺ポケットは「スタンダード」の仕様のみの対応となっております。また、名刺ポケットには印刷できません。
※名刺ポケットは印刷した後に貼り付けられるため、データチェックの対象外となります。デザインが重なっている場合も指摘いたしませんのであらかじめご了承ください。
3.白版について
白版とは?
白版とは透明なものに印刷する際に、デザイン透けを防止するための版のことです。最初に白色のインクで白版を印刷し、その上にCMYKのインクでデザインを印刷することでデザインが透けない仕上がりにできます。
また、あえてデザインが透ける仕上がりをご希望の場合は、白版は不要になります。
白版データは、ラクスルで作成することが可能です。ラクスルで作成する場合、お客様で白版を作成する必要はありません。
なお、デザインの一部にだけ白版を入れるような部分的な白版をご希望の場合には、お客様にて白版を作成いただく必要があります。ご注文時に 「白版あり(自分で用意)」 を選択してください。
お客様にて白版を作成する場合、必ず Adobe Illustrator形式 で入稿してください。Adobe Illustrator以外のファイル形式の場合、印刷に進めることができません。
白版の作成をラクスルにお任せいただく場合
ご注文時「白版データ」欄にて、ご希望に合わせて白版指示を選択してください。
白版の選択による仕上がりの違いにつきましては下記をご参照ください。
白版の違いによる仕上がり例
白版あり(全面)
白版あり(表面のみ) ※「シングルポケット」「シングルポケットロング」「ダブルポケット」「ダブルポケットロング」は選択不可
白版あり(裏面のみ) ※「シングルポケット」「シングルポケットロング」「ダブルポケット」「ダブルポケットロング」は選択不可
白版なし
自分で白版を作成する場合
ラクスルで作成できる白版は、上記の図のように全面・表面・裏面の3種類です。
デザインの一部にだけ白版を入れるような、部分的な白版のご対応はできかねますので、お客様にてご作成していただき、デザインのデータと一緒にご入稿くださいますようお願いいたします。お客さまで白版をご作成いただく場合は、ご注文時に 「白版あり(自分で用意)」 をご選択ください。
白版作成の際のご注意
ラクスルの テンプレート をご使用いただき、白版は必ず「後白版」のレイヤーに作成のうえ、色をスウォッチ内の特色《DIC100s》に設定してください。
※詳しい白版の作成方法につきましては、本ページの「4.白版のデータ作成時の注意事項」および、4.白版のデータ作成時の注意事項] および「5.デザインに合わせた白版の作成方法」をご参照ください。
白版についての注意事項
恐れ入りますが、「シングルポケット」「シングルポケットロング」「ダブルポケット」「ダブルポケットロング」につきましては、「白版あり(表面のみ)」「白版あり(裏面のみ)」はお選びいただけません。ポケット部分に白版を付けたい場合は「白版あり(自分で用意)」をお選びいただき、お客様にて白版の作成をお願いいたします。
「白版あり(自分で用意)」でご入稿データに白版のデータがない場合は、データの再入稿をお願いしておりますのでご注意ください。
4.白版のデータ作成時の注意事項
デザインに合わせて白版を作成される際に、ご注意いただきたい点がございます。
データ作成の際は下記を必ずご参照ください。
デザインに合わせた白版の場合は0.1mm小さく作成してください
白版は実際のデザインよりも0.1mm小さく作成してください。
印刷時には最初に白版を印刷しその上からデザインを印刷します。この時、デザインと白版が0.1mm程度ずれる可能性があります。
※詳しいデータ作成方法につきましては、下部
「5.デザインに合わせた白版の作成方法」をご覧ください。
白いオブジェクトにのみ白版を適用する場合
デザイン内の白色のオブジェクトにのみ白版を適用したい場合には、オブジェクトの0.1mm外側まで白版を作成してください。
デザインと白版を同じサイズで作成すると、印刷時にズレが生じた場合、白版と他の色の間に透明の隙間ができてしまう可能性があります。
※下図は白い星の図形部分のみ白版を適用する場合の説明です。青い部分が白版データとなります。
5.デザインに合わせた白版の作成方法
デザインに合わせた白版を作成する場合、以下の手順に沿って作成してください。
1.「後白版」のレイヤーにデザインペーストする
白版が必要な部分のデザインを全て選択してコピーをしてください。
コピー後、ラクスルテンプレート内の「後白版」レイヤーにペーストしてください。
※ラクスルのテンプレートを利用していない場合には、新規レイヤーを作成し、ペーストしてください。
2.オブジェクトを合体させ、特色スウォッチを指定する
ペーストしたオブジェクトを全て選択し、《パスファインダー》の中の《合体》を選択してください。
オブジェクトが1つに合体されたら、塗りと線をスウォッチ内の特色《DIC100s》に指定します。
※スウォッチ内の色は削除や変更をしないでください。
※この時、グループアピアランスの機能は使用しないでください。アピアランスで指定した色設定と実際のオブジェクトの色設定は異なっているため、アピアランスされたデータは印刷に進めません。
3.パスのオフセットでオブジェクトサイズを変更する
塗りと線を変更したレイヤーを選択したまま、効果の中の《パス》→《パスのオフセット》を選択してください。
オフセットの数値は「-0.1mm」と入力し、白版のオブジェクトを実際のデザインよりも0.1mm小さくしてください。
オフセットの設定が完了したら白版レイヤーのすべてのオブジェクトを選択し、《オブジェクト》から《アピアランスの分割》をしてください。
※以上の操作が完了したら、必ず Adobe Illustrator形式 で保存してデータを入稿してください。Adobe Illustrator形式ではない場合、印刷に進めませんのでご注意ください。
6.ポケット部分についてのデータ作成時の注意点
ポケット部分のデザインの向き
ポケット部分は下記の図のように ポケット部分のデザインを天地逆に配置 してください。
※注意
ポケットのデザインの向きが正しくなかった場合、ポケット部分を折り返して接合するため下記の図のような仕上がりになってしまいます。データ作成の際はご注意ください。
ポケット付きファイルの塗り足し
表面・裏面とポケットで背景色が異なる場合、切り替わる部分の塗り足しは図のように斜めに作成してください。
■シングルポケットの場合 (シングルポケットロングの場合も同様です)
■ダブルポケットの場合 (ダブルポケットロングの場合も同様です)
文字の大きさと線の太さについて
文字の大きさ(フォントサイズ)は6pt以上で制作してください。6pt未満の文字は印刷時にかすれたりつぶれたりする可能性がありますのでご注意ください。
また、線の太さ(線幅)は0.3pt(0.1mm)以上で制作してください。0.3pt未満の細い線は、印刷時にかすれる可能性があります。
画像解像度について
美しく印刷するには適した解像度があります。印刷に適した解像度は原寸(拡大縮小しない100%の大きさ)で350 ~ 400dpi です。解像度が低すぎても高すぎても鮮明に印刷はできませんのでご注意ください。
解像度が粗い画像を縮小しても画質が鮮明になることはありません。画像が粗い場合には解像度の高い別の画像に差し替えてください。
イメージ例) 72dpi Web 用(1インチ に72 個のdot)
イメージ例) 350dpi 一般的な印刷物(1インチに350 個のdot)
7.入稿前セルフチェック
デザインしたデータを印刷機で印刷する為には、印刷に適したデータとして作成する必要があります。
データ作成に使用したアプリケーションによってチェックする項目が異なりますので、下記ページよりチェック項目の確認を必ず行ってください。また、ラクスルでは入稿形式はPDF形式を推奨しております。ネイティブデータに比べて印刷時のトラブルが少なく出荷日への影響が軽減されます。
※なお、Illustratorでご作成いただいた場合は、すべての文字をアウトライン化し、画像の埋め込み処理をして、PDFにはせずにIllustratorのままご入稿された方がデータチェックがスムーズに進行しますので、Illustratorデータでの入稿をおすすめいたします。
入稿前に必ずご確認ください