肥料
「置肥」はゆっくりと長期間効く緩効性、「液肥」は即効性のものが主流です。合わせて使用すると効果的です。
あげるタイミングとしては、花苗の根が活着してくる植え付け2~3週間後から、水やりの際に液肥を適宜希釈して与えてください。
植え付け時の元肥は、花苗1株あたり5粒程度、その後1ヶ月ごとに定期的に施します。土の表面に置いても、指先で土中に少し埋めてあげても構いません。
草花用培養土など、あらかじめ元肥が含まれている土を使用する場合は、植え付け時にさらに与える必要はありません。
株と肥料、および肥料と肥料との間隔は空けてください。量が多すぎたり、一ヶ所にたくさん集まっていたりすると、浸透圧の原理により水やりで溶出した濃い肥料分が根の水分を吸い上げ、根が傷むことがあります。
元肥には緩効性肥料といって、ゆっくり土中に溶け出して効果を発揮するものが多く、切り戻しを行った時や植え替え時には必ず施しましょう。お使いの肥料の記載を参考にしてください。
肥料をあげずに放っておくのも植物にはかわいそうですが、逆に肥料のやりすぎもよくありません。
根の周りに濃度の高い肥料分が存在すると、その濃度を薄めようとする力、すなわち浸透圧が働いて、根に含まれている水分がどんどん外に出ていってしまい、枯死の原因となります。植物の生長に合った適度な肥料やりをお願いします。
詳しい育て方は、(花苗・花鉢)基本的な育て方をご覧ください。