複数の内容を質問文で並列に扱うコツ
ページに書かれている内容に、重要な要素(目的)が複数ある場合、質問文でもそれらの要素を並列に扱うことで、ユーザーの離脱を回避できる可能性があります。このような場合、質問文を作成する際のポイントと注意点は以下のとおりです。
ページタイトルや内容を踏まえて、質問文に含めるキーワードを考える
複数の目的について説明しているページの場合、1つ目の質問文で目的を漏れなくカバーできるようにする
例:ページタイトル「メールアドレスを確認・変更したい」の質問文
含めたいキーワード
メールアドレス
確認
変更(再設定)
質問文
パターンA:
? メールアドレスを確認・(変更|:再設定)したい
⇒ Good バターンB:
? メールアドレスを(確認|変更|:再設定)したい
⇒ NGパターンBの問題点
確認
や 変更
を入力せず メールアドレス
のみで検索したときに、パターンBでは検索結果として以下のいずれか一方がランダムに表示されます。 メールアドレスを確認したい
メールアドレスを変更したい
メールアドレスを変更したいユーザーに「1.」が表示された場合、該当するFAQが無いと判断され、再検索または離脱する可能性があります。
対してパターンAでは以下が表示されるため、パターンBのように排他的な検索結果となる問題を回避できます。
メールアドレスを確認・変更したい
一方「変更」と「再設定」などの同義語・類似語については、言い換え表現
(変更|再設定)
として反映して問題ありません。(参考:複数の言葉に対応する質問文)個別事例を列挙する場合の参考例(代表ワードをつくる)
? (iPhone|ipad|Android)に対応していますか?
? (ヤマト運輸|佐川急便|ゆうパック)で送れますか?
この質問文で、カッコ内がランダム表示されると「パターンBの問題点」が発生するリスクがあります。
「そのジャンルを一言で表す代表ワードを作り、個別事例は劣後にする」と改善できる場合があります。
「個別事例を頭に思い浮かべている人」にも「それ!」と思える代表ワードにするのがコツです。
例
? (スマホ・タブレット|:iPhone|:ipad|:Android)で視聴できますか?
? (モバイル端末|:iPhone|:ipad|:Android)に対応しているアプリはありますか?
? (配送業者を指定して|:ヤマト運輸で|:佐川急便で|:ゆうパックで)荷物を送れますか?