電極の夜間・休憩時および短期・長期保管時の浸漬液と内部液の扱い

電極の保管期間や状況に応じて、適切な浸漬液や内部液を使用することが重要です。以下に、保管期間ごとの具体的な対応方法を説明します。

短時間の保管(お昼休憩や測定の合間など)の場合は、電極を精製水(純水)または蒸留水に浸しておいてください。ただし、蒸留水での保管は1週間以内に限ります。1週間を超えると、感応膜水和層の劣化や液絡部の塩類溶脱により、感度や応答性が低下する可能性があります。
短期保管(1ヶ月未満)の場合は、内部液をそのままにして、電極を純水または3.3mol/L塩化カリウム水溶液に浸漬してください。1週間以上使用しない場合は、pH4標準液と3.3mol/L塩化カリウム水溶液を1:1の体積比で混合した溶液を使用することを推奨します。

長期保管(1ヶ月以上)の場合は、内部液を3.3mol/L塩化カリウム水溶液に交換してください。その後、pH4標準液と3.3mol/L塩化カリウム水溶液を1:1の体積比で混合した溶液に電極を浸漬して保管してください。

電極の種類によって、長期保管時に使用する保存液や内部液が異なります。以下を参考にしてください。
ガラス電極:3.3mol/L塩化カリウム水溶液とpH4標準液の混合液
複合白金電極:3.3mol/L塩化カリウム水溶液
複合銀電極:1mol/L硝酸カリウム水溶液

これらの手順を守ることで、電極の性能を維持し、長期間にわたって安定した測定が可能になります。

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