【公開授業レポート】宝仙学園小学校公開授業研究会ーロイロがつなぐ『個別最適な学び』と『協働的な学び』
2022年11月25日に宝仙学園小学校で開催された公開授業研究会についてご紹介します。
この研究会では、宝仙学園小学校の先生方の先進的な授業が見学できるだけではなく、全国の認定ティーチャーの先生方による公開授業や、講演も行われました。
今後の個別最適な学びと協働的な学びをテーマにこれからの小学校の授業のスタイルについて学ぶ研修会になりました。
授業公開
宝仙学園小学校では授業の中の様々な場面でロイロやICT機器が取り入れられていました。ICTを活用することで個別最適な学び・協働的な学びを実現することができていました。また、一部の授業では、全国の認定ティーチャーの先生方による授業もおこなわれました。
宝仙学園小学校の先生方の授業公開
宝仙学園小学校の先生方の授業では、ICTを活用した児童が主体となる学び作りが行われていました。
考えをまとめる・発信する
宝仙学園の授業では、児童は積極的に自分の考えをまとめて発信することができていました。
ロイロやICTを活用して手軽にプレゼンテーションを作成することで、繰り返し自分の意見を伝える機会を得ることで発信力を身につけることができていました。
低学年での利用
ICTの活用が敬遠されがちな低学年の児童も積極的にロイロやICT機器を活用していました。
キーボードをうつのに時間のかかる低学年の児童でも写真の共有・手書きなどを活用して自分の考えを簡単に発表・発信することができていました。
協働的に学ぶ
宝仙学園小学校ではグループワークや意見の共有など児童が相互に学び合う活動にも積極的に取り組んでいました。
児童は回答共有や共有ノートの機能をつかってお互いの意見を共有し、先生からだけでなく、生徒同士で学び合うことができていました
全国の認定ティーチャーによる授業
認定ティーチャーの先生方が宝仙学園小学校の児童にむけて授業をおこないました。
見学された先生方にとってだけではなく、授業を受ける児童たちにとっても刺激的で学びの多い時間になっていました。
音楽の『なぜ？』を考える（東海大学付属静岡翔洋小学校 塚本伸一先生）
児童にアンケートをとり、その場で決めた曲をもとに授業を展開されていました。
児童がこれまで当たり前のように歌っていた曲に対して、新たな問いかけを行うことで児童が「なぜこうなのか？」というあらたな疑問を持つことができるような取り組みが実施されていました。
詩を楽しもう（杉並区立杉並第十小学校 佐藤隆太先生）
詩の題名や本文を予想したり、選んだ詩の面白さを紹介しあうことで児童が楽しみながら学びをふかめていく授業を展開されていました。
共有ノートやシンキングツールを活用して、児童が協働的に学びを深めることができていました。
認定ティーチャーによる講演
小学校教育をテーマに全国の認定ティーチャーの先生方による様々な講演が行われました。
全体講演：ICTを活用した「学びの深化」「学びの転換」ー1人1台端末BYOD 9年目の小学校の実践事例を通してー （敬愛小学校校長 龍 達也先生）
敬愛小学校校長 龍達也先生から、変化の大きな時代に対応できる子どもたちをどのように育てていくのか、ICTをどのように活用していくのか、具体的な事例も交えてご説明いただけました
認定ティーチャーによる分科会
全国の認定ティーチャーからさまざまなテーマで小学校教育におけるICTの活用についてお話いただけました
個別と協働を往還！自分の考えを広げるために、ロイロの強みを生かしたい（杉並区立杉並第十小学校 佐藤隆太先生）
個人のノートと共有ノートを行き来できる共有ノートや、シンキングツールといったロイロの機能を生かして、児童が共同的に学びながら自分の考えを広げていく活動についてお話いただけました。
社会で生きる資質・能力を 子供の考えを可視化し、アウトプットする授業へ〜シンキングツールを添えて〜（横浜国立大学教育学部附属鎌倉小学校 荒谷 舞先生
学校だけにとどまらず、地域や企業とつながりながら学んでいく取り組みについてお話していただけました
「考える音楽科」から「考える」思・判・表、どうしましょう？(東海大学付属静岡翔洋小学校 塚本伸一先生）
演奏や鑑賞だけにとどまらない、生徒が自発的に動く・学ぶ小学校音楽の授業作りのとりくみについてお話していただけました
宝仙学園小学校の先生方による授業の振り返り・事例紹介
授業を実施された宝仙学園小学校の先生方による授業の振り返りや事例紹介もおこなわれました。
授業以外にも学級経営での活用事例などもご紹介いただけました。
公開授業・イベントサポートします！
ロイロノート・スクールでは公開授業やイベントの開催をサポートさせていただきます。
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