【公開授業レポート】恵那市立大井小学校 岩島 慶尚先生研究授業見学
ロイロ認定ティーチャーであり、LEG岐阜でも活動されている岩島先生の研究授業を見学させていただきました。ロイロを活用して、個別最適化された児童が主体的に学ぶ授業を実現しておられた岩島先生の実践をご紹介させていただきます。
岩島先生プロフィール・授業案
当日見学させていただいた授業の授業案
実際の授業の様子
展開1 本日の課題の提示
前時の振り返りと、本日の課題の提示が行われました。完全にデジタルで授業を進行するのではなく、児童に共有したい目当てについては板書も活用しておられました。
展開2 共有ノートで質問・ヒントを共有しながら課題に取り組む
「3/4dLで2/5㎡ぬれるペンキがあります。1dLであれば、何㎡ぬれるでしょう」という課題に自ら取り組みます。児童は「分数の割り算」はまだ学習していませんが、どのように解けばいいか、児童みずから考えて取り組みました。
共有ノートを使って「まず何をやってみたらいいか」などのヒントや、「どこでつまづいているのか」などの困りごとを児童同士で共有・回答していくことでじっくり自分で考えながらも、協働的に学ぶ取り組みがなされていました。
展開3 お互いの解法やヒントから学びを深める
展開2で児童が考えた解法をクラスで共有し、そこから学びを深める活動がなされました。
まずは、提出された全員の解法を提出箱で共有し、その中でも良い着眼点に気づいた児童の意見を全体で共有しました。
その後、小グループで気づいたことを共有し、より学びを深めていくことができていました。
展開4 お互いに作問・回答で理解を深める
本時で学んだ内容をもとに問題を作成し、お互いに回答することで理解を深める活動が行われました。
先生から配られた例題をもとに、児童がオリジナル問題を作成します。
作成した問題は、回答部分を塗りつぶして提出箱に提出します。
児童は他の生徒が作成した問題を提出箱から取り出し、解き終わった後で塗りつぶしを削除して回答を見ることでお互いの問題を解きながら理解を深めることができていました。
参考リンク
提出箱の回答を使う:提出箱からほかの児童生徒の回答を取り出す方法についての説明です
ロイロスクラッチ:ロイロの手書きの機能で塗りつぶしを使ったテクニックの説明です
共有ノート・協働学習とロイロノート
岩島先生の授業では、共有ノートを活用することで児童は個別に作業を進めつつ、他の児童の解法やヒントを見ながら回答を進めることができていました。
協働学習は、児童生徒の進度や理解度の差が生まれやすい算数・数学ではお互いに学び合うことによって全員の理解を深めることができるというメリットがある一方で、算数・数学に必須である個別の生徒の演習時間がとりにくいというデメリットもあります。
岩島先生の授業では、演習は児童が個別に行い、解法やヒントの共有を共有ノートで非同期的に行うことによって、個別の演習の時間を確保しつつ、協働的な学びを進めることができていました。
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