【大学受験×シンキングツール】大学受験に効くICT活用とは?
#イベントレポート
2020.11.6(金)19:00~20:30
受験指導でどのようにシンキングツールが活用できるのか学びます!
このページの見出し
野中潤先生(都留文科大学)
講演「どうなる? どうする? これからの大学入試」
企業が見ていること
人物評価・・・サークル活動で頑張ったことなど
基本的なIT知識
自分で考え、判断できるか
大学はどのような力を育成していくべきだろう?
学びに向かう力
他者と協働する力
どのようにして育成していく?
アクチュアル・ラーニングタイム(授業)を最大化する
アクチュアル・ラーニングタイム=学生がワクワクしながら自ら考える時間
より良い未来に効くICT活動とは?
シンキングツールを使って学ぶ=アクチュアル・ラーニングタイム(授業)を最大化する
自分で「考える」力を身につけることができる
学校に必要なこととは?
学生が未来を感じることのできる学びが必須(ワンダーランド化)
ワークショップ
和田誠先生(愛光中学校・高等学校_進路指導部長)
シンキングツールでの思考整理で、小論文や志望理由書などの指導が簡潔明瞭になります。
今回は医学部に特化した内容で、簡単にやってみましょう!
ポイント1:発散と収束、指導に近道はない
ピラミッドの下部(発散している段階)からあげていって、ピラミッド上部(収束していく段階)文章で表現できる為の土台作りをしていく事が大切
いきなりトップの文章で表現をしていくと、文章そのものが散らかりがちで添削指導も大変!
なのでその手前まで、シンキングツールなどを使ってフォローして土台を作ってあげる
ワーク
「医学部志望者が志望理由書に書きそうな事をカードに記入して提出してみよう」
ポイント2:思考の共有ができる
提出をする事で、他の人の考えが直ぐに分かる
集団指導から始める
他の人の提出物を回答共有で確認し合う
Xチャートで他の人の意見などを分類してみる
今回は目指す医師像、動機、学生時のこと、その他
データ分析チャートに切り替えて、更に思考を絞る
例えば動機と学生時のことから、目指す医師像を考えていく
プロット図で文章のピークを考える
例えば、動機、学生時のことから目指す医師像、そして自己実現へとつなげる
ここまで来ればある程度土台が出来るので、文章で表現するやりとりをはじめていく
山科祐一先生(親和中学校・親和女子高等学校_高3担任)
ー 記述問題を通して、読み解く際の思考を鍛える ー
〈授業の流れ〉
1. 記述問題に挑戦(2コマ)
シンキングツールを用いて解答の型を形作る
解答へのの思考に適したシンキングツールを使う(生徒により異なる)
2.互いの解答を見せ合う(2コマ)
各々、用いたシンキングツールの選定理由と解答を共有する
他者の解答と比較し、解答について再度考察する
3. 教員から解答例のみを示す(1コマ)
グループで解答に至るまでの流れをシンキングツールにまとめる
4. 三者(生徒自身、グループ、解答)の解答を比較し、振り返る(1コマ)
〈生徒のさまざまな解答〉
同じ問題をどのように読み解いたのか、思考のプロセスが可視化されている
比較構造がつかめていない、など具体的な指導につなげられる
田村直宏先生(常翔学園中学校・高等学校_高3担任)
ー シンキングツールを使って満点!数学Ⅰ:「データの分析」 ー
「データの分析」は 用語がわかれば満点がめざせる!
バタフライチャートで理解度を可視化
〈使い方〉
1. 授業前に重要用語を書き出させる or 教員が用意(左画像)
ウェビングに書き出す
ツールを切り替えてバタフライチャートへ
2. 授業前の理解度を記録(中央画像)
理解できる/わからない用語をバタフライチャートに配置する
3. 授業後の理解度を記録(右画像)
授業前のチャートを「1つだけコピー」する
授業を終えた段階で理解できる(説明できる)用語を配置する
4. 授業前のバタフライチャートと見比べる
わからない項目に残っている用語について、重点的に自主学習する
〈メリット〉
授業後のバタフライチャート(「わからない」の項目)が授業後の自主学習直結!
自分の苦手(わからない箇所)が視覚的にとらえられる
苦手部分の度合いがわかる(内側の羽、外側の羽)
バタフライの形がかわいい!笑
意見交流
「自分の授業でどのような場面で、どのように、シンキングツールを取り入れていけるだろうか?」