【LEGイベントレポート】LEGえひめ主催ーロイロ認定ティーチャーに聞く ICT活用ネクストステップー
2022年7月17日に開催されたLEGえひめ主催「ロイロ認定ティーチャーに聞くーICT活用ネクストステップー」のイベントレポートです。
全国の認定ティーチャーの先生方によるさまざまなワークショップや講演を体験していただけるイベントでした!
(2022/07/21作成)
※ マスクは集合写真撮影時のみ外しており、撮影は20秒ほどで終了しました。
※ イベントは手指消毒など新型コロナウイルス感染防止対策を徹底した上で実施されました。
参考リンク LEGえひめ公式サイト
LEGって?
LEG(Loilo Educators Group)は地域ごとの教育者グループをロイロが認定し支援する制度です。”学ぶ、出会う、助け合う”をスローガンに、学校を越えてさまざまな校種の先生と交流・共創しています。
現在日本全国に多数のLEGが作られており、さまざまなイベントや勉強会が実施されています。
LEGえひめ主催ーロイロ認定ティーチャーに聞く ICT活用ネクストステップー
数多くの認定ティーチャーが所属しているLEGえひめでは「ICT活用ネクストステップ」と題して、地元四国の先生方を中心に、全国からさまざまな先生方を招いてイベントを開催しました。
オープニング・アイスブレイク
LEGえひめ、リーダー真木 大輔先生(愛媛大学教育学部附属中学校)からのご挨拶の後、参加者全員でアイスブレイクが行われました。
アイスブレイクでは、「リモート」「AL」など、普段耳にする用語が、なんの略語かを言い合うゲームを通じて、はじめて出会った先生方も一体となって会場がもりあがりました。
全体会
全体会その1:国語実践事例紹介・体験ワークショップ
野中 潤先生(都留文科大学文学部国文学科)による国語の実践事例発表と体験型のワークショップが行われました。
大学生がカードの作成機能をつかって絵本の制作をおこない、小学生が物語の並べ替え・録音をおこなうことで発表動画を作成する事例をご紹介いただきました。
ロイロをつかった絵本カードへの録画や並び替えを参加された先生方も体験していただきました。
全体会その2:PBL(Project Based Learning)授業デザインについての実践発表
今井 孝治先生(東福岡高等学校・東福岡自彊館中学校)によるPBL(Project Based Learning)授業デザインについての実践発表が行われました。
PBLを授業デザインに積極的に取り入れる以前から、同行ではICTを活用したさまざまな学びが実現されていました。
今井先生がご担当されている英語の授業では、カードを自由に動かせるロイロの機能を使った前置詞についての学習や、英作文の効率のよい作成、録音・録画をつかったスピーキングの活動など、さまざまな取り組みが実施されていました。
ICTを活用した学びが十分に実践されていた同校でしたが、実践を進めていくにつれ、生徒がもっと主体的になれる学びが実現できないか、模索していくことになります。その中で、出会ったのがPBL(Project Based Learning)型の授業デザインでした。
PBL型授業を取り入れることで、「こちらでも予想外の教育効果がたくさんあった」と今井先生はお話しされていました。
例えば、海外の学校との交流の事例では、日本の生徒が英語で発信するだけでなく、海外の生徒が日本語をつかって発信するようになったことで、当初予想していたよりもはるかに活発な、国の枠をこえた相互の学び合いが実現しました。
その他にもさまざまなPBL型の授業が同校では実施されています。さまざまな活動を通じて、「使わなければいけないICT」から「ICTをつかってどんな新しいことができるか」という考え方に先生方の意識も変わっていったことをお話しいただけました。
全体会その3:ロイロおすすめ時短術紹介
中村 天良先生(大商学園高等学校)による、業務効率化についての事例紹介が行われました。発表中は共有ノートによって質問を受け付けることで、参加者と双方向にやりとりをしながら進行されていました。
授業準備のための時短術として、ロイロの授業案を検索する機能をつかったアイデアや、オリジナルシンキングツールの作成、即席の穴埋めプリントの作成方法などのアイデアが紹介されていました。
共有ノートを活用した特定の教員のみに情報を共有する方法や、パワーポイント、Keynoteなどを組み合わせた使い方など、明日からすぐに使えそうなさまざまな業務負担軽減につながるアイデアをご紹介いただきました。
分科会
全大会での発表の後は、校種の分科会にわかれてさらに発表・実践が行われました。
小学校分科会その①:「ロイロノートと他アプリの組み合わせ」実践発表
前田 智裕先生(松山私立久米小学校)による、ロイロノート・スクールと他アプリの組み合わせの実践発表が行われました。
学級経営や授業での業務負担をICTをフル活用する方法について発表していただきました。
小学校分科会その②:「ロイロノートで働き方改革」実践発表
片岸 力丸先生先生から(新居浜市立角野小学校)、ロイロノート・スクールを活用した業務負担軽減の事例について発表していただきました。
学級経営や授業準備の負担が大きい小学校において、ICTを活用することによってどのように業務負担軽減を行えるかご紹介いただきました。
小学校分科会その③:「実体験を最大化するICT活用法」実践発表
吉金 佳能先生(宝仙学園小学校)から、「実体験を最大化する」ためのICT活用方法の実践発表が行われました。長年、学校現場で先進的な活用をされている先生だからこそ、「何の目的もなく思考過程を共有すること」や「とにかくICTを使うことが目的になってしまうこと」など、ICTの活用を進める上で陥りやすい問題に警鐘をならすとともに、実体験を最大化する魅力あるICT活用法を発表していただきました。
中学校分科会その①:共有ノートで探究活動をふかめる!「協働実験レポート」実践発表・体験ワークショップ
真木 大輔先生(愛媛大学教育学部附属中学校)から、ロイロノート・スクールの共有ノートをつかって、グループで探究しながらレポートを作成する協働実験レポートの実践紹介・体験ワークショップが行われました。実際の生徒の発表の様子などを発表していただくとともに、参加者がその場で共有ノートをつかいながら、協働的に考え、レポートを作成する体験も行われました。
中学校分科会その②:「ロイロを活用したデジタルポートフォリオ」実践発表
江角 紀行先生(愛媛大学教育学部附属中学校)から、ロイロを活用したデジタルポートフォリオの実践紹介が行われました。「なぜ第二次世界大戦がおこされたのか」というテーマを題材に、ただ、答えをだすだけではなく、生徒の思考の過程がどのように残せるか、そこからさらに深く考察するにはどのような工夫が必要かについてご紹介いただきました。
高等学校分科会:「生徒を楽しくさせる共有ノート」実践発表・体験ワークショップ
片岡 真吾先生(愛媛県立大洲農業高等学校)先生による、共有ノートをつかった実践発表・体験ワークショップが行われました。
数学の順列・組み合わせを主な題材として、抽象的で理解が難しくなる高校数学を、共有ノートをつかって体験的に、楽しく・分かりやすく学ぶ工夫についてご紹介いただきました。また、参加された先生方同士で実際に共有ノートをつかって問題を解くワークショップも行われました。
登壇メンバー
小学校
前田 智裕先生(松山私立久米小学校)LEGえひめ
片岸 力丸先生(新居浜市立角野小学校)LEGえひめ
吉金 佳能先生(宝仙学園小学校)
中学校・高等学校
真木 大輔先生(愛媛大学教育学部附属中学校)LEGえひめ
江角 紀行先生(愛媛大学教育学部附属中学校)LEGえひめ
今井 孝治先生(東福岡高等学校・東福岡自彊館中学校) LEG Fukuoka&All Kyushu
片岡 真吾先生(愛媛県立大洲農業高等学校)LEGえひめ
中村 天良先生(大商学園高等学校)LEG尼神
大学
野中 潤先生(都留文科大学文学部国文学科)LEG都留
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