その他 国語 おおきな木 物語に親しもう【授業案】品川区立八潮学園 平岩 義浩
学年 / 教科 | その他/国語 |
単元 | 物語に親しもう |
指導要領 | 思考・判断・表現 A話す・聞くこと(オ) C読むこと (ア) |
教科書会社 | おおきな木(シェル・シルヴァスタイン作 村上春樹訳) |
授業者 | 平岩 義浩(品川区立八潮学園) |
投稿日 | 2025年3月29日 |
単元全体
解説動画
作成者からのアピールポイント
抜き出しの個数の指定により、スムーズに内容整理ができ、物語の内容把握が進んだ。
共有ノート活用による他者の意見のスムーズな理解ができた。
絵本という題材を選んで物語解釈の授業を行ったことで、知的な困難さを抱える特別支援学級の生徒であっても「作者が伝えたい幸せとは何か」という抽象的な問いにも取り組めた。
ロイロノート・スクールのnoteデータ
【展開1】幸せとは何か考える
・あなたにとって幸せとは?
・あなたはだれと何をしている時幸せか、どんなことがあると幸せか?
→しあわせってなにか?どんなものか?
・おおきな木を読み聞かせする。
【展開2】作品が伝えたい幸せとは何か、考える (1回目)
描写や絵の工夫について、作品を細かく読み取っていく。
①絵について、どんな気持ちが読み取れる?
②途中からテクスト(文)の量が増える理由は?
③枝を持っていく時の少年の表情の変化について比べよう
④幹を持っていく少年、どうして上半身が描かれていないのだろう?
⑤「…」や「ー」にはどんな思いが込められているのだろう?
【問】作品が伝えたい幸せとは何か、理由も考えよう。
【展開3】作品の内容について「おおきな木」と「少年」に注目して考える
前時考えた作品が伝えたい幸せとは何かという問いについての意見を、
班で意見を共有し合う。
(班を組みかえて活動。「おおきな木」と「少年」に焦点を当てて作品について考える。)
[A]おおきな木は少年に何をしたか
木が少年にしたことを抜き出しさせる。
→では、少年にどうなってほしかったからしたのだろうか?
[B]少年はどんな時におおきな木を求めて戻ってくるのか
〜をしたい時、と箇条書きにさせる。
→では、その時はどんな気持ちの時なのか?
【展開4】作品が伝えたい幸せとは何か、考える (2回目)
前時に話し合った内容をAとBの班で確認し合う。
(最初の班に戻って活動)
それぞれの視点(Aおおきな木とB少年)でまとめた意見を共有し合う。
【問】この作品が伝えたい(この作品に書かれている)幸せとは何か。
について、班で話し合う。
問いについて、改めて自分一人で意見と理由を考え、まとめる。
1回目の自分の意見との比較をする。