シンキングツール 大研修会 in 福岡
2020.02.08(土)
横浜、大阪に続き、3回目の開催となるシンキングツール 大研修会。今回は、福岡での開催です!
参加者をサポートするシンキングツール アドバイサー教員も研修・授業案作成の実践を重ね、パワーアップしております^^
開会のあいさつ
「0から1を創り出す力」
アイディアを創り、実行する力がより重要になってくる
シンキングツールは、物事を整理してまとめる(=考える)ことを助けるツール
発散して収束することを繰り返しながら、考えを作り出す
今日皆さんでめざしたいゴール:「明日から”考えを作り出す場面”を自分の授業に取り入れる」
参加者の皆さま各自のゴール
とにかく、シンキングツールを使ってみる!
実際の授業場面でシンキングツールを取り入れられるよう、さまざまな授業案にふれたい!
ほかの先生たちの授業アイディアに触れて、自分の授業を進化させたい!
はじめてロイロノート・スクール、シンキングツールに触れるので、使い方を学びたい!
全国の先生との交流、つながりをつくる!!
Session1:アイスブレイク
今井先生(東福岡高等学校)による「シンキングツールに触れてみよう!」のコーナー
「ハインツのジレンマ」という題材
異なる立場によって主張したい考えが異なる、あなたならどうする?
シンキングツールの「切り替え」機能を体験。
登場人物ごとの考えをXチャートに書き出す→ダイアモンドランキングで優先順位を考える→Yチャートで自分の考えをブラッシュアップ
Session2:シンキングツールアドバイザーによる模擬授業
事前研修、授業デザイン作成&実践を重ねてこられたアドバイザー教員による模擬授業。
参加者は、実際にロイロノート・スクール、シンキングツールを操作しながら学習活動にチャレンジしました。
「なぜ、このシンキングツールを使うのですか?」と、参加者からアドバイザーに質問している場面もたくさん見られました。
〈参加者コメント〉
ロイロノート・スクール、シンキングツールが教科の枠を超えて、活用できるということを実感することができました!
先生と生徒との資料のやりとりがこんなに簡単にできるなんて、驚きました!
まずは、情報を整理する場面で使ってみようと思います!さっそく来週、やってみたいです!
活動に適したシンキングツールを選択するのが難しく感じられました(・・;)
▼模擬授業の内容を動画でもご紹介しています🎥
Session3:授業デザインの作成
◆授業デザインのポイント(黒上先生より)
①目標のチェック
②流れのチェック
③思考スキル(比較する、多面的に見る、分類するなど)とシンキングツールのチェック
④シンキングツールから考えをつくり出す場面がイメージできているか
参加者が自分で授業デザインの作成に挑戦!
担当する授業の授業デザインを個人で作成、アドバイザーに相談しながらトライ!
他の参加者の授業デザインも閲覧し、良いところを学ぶ学ぶ学ぶ!
〈参加者コメント〉
どのシンキングツールを使えば良いのかわからなくて悩んだ。これからますますシンキングツールについて学びたいと思った。
はじめてシンキングツールを使って授業デザインに挑戦した。プロット図で授業全体を見渡すことができるので、活動の必要/不要に気づくことができた。
アドバイザーからのアドバイスを受けてデザインを練り直すことができたのがよかった。
〈アドバイザー's アドバイス〉
児童/生徒が思考する場面を設けることが大切。
1つかない答えに導くだけでなく、答えに至るまでのプロセスそのものを考えさせることで思考場面が生まれる。
シンキングツールに描かれている線にとらわれる必要はない。必要に応じて線を書き足したり、無地のカードで対応することもできる。
何のための活動なのか、という点を明らかにしておくことで、展開のつながりが確かなものになってくる。
ピーク(プロット図)は授業/単元のねらいによって変えていく。
優秀授業案の選出
◆福岡大研修会を終えて(アドバイザー 立石先生)
横浜、大阪と大研修会を重ねるごとに、参加者とアドバイザー双方の授業デザイン作成のスキルが向上していることを感じる。スキル向上には、校外にでて、新しい刺激に触れることが重要。この大研修会は、そうした意味でとても意義のある場所だと思う。この大研修会に1回参加するというのは、一人で何十時間分もの授業を作るのと同じくらいの意味がある。この会のリピーターが増えれば増えるほど、日本の授業の質が高まっていくことが期待できる。勤務校以外の先生にも、こうした学びの場があるということを伝えていきたい。
毎度の研修会で模擬授業を担当しているが、今日が一番自身の大事にしていることを伝えられたと思う。これまでは、授業改善でロイロノート・スクールがどのように役立つのかという視点で話をすることが多かったが、今日は今、最も大事にしている「つなぐ/つなげる 次の世代へ」という視点で学習内容やその活動についてを語ることができた。その過程で、ロイロノート・スクールが授業に欠かせない存在であることにあたらめて気づくことができた。ロイロノート・スクールを通して築いてきた大切な先生ネットワークの中で話すことができたことも、自身にとっての喜びであった。
☆当日の写真はこちらからご覧いただけます☆
【次回予告】
7月31日(金)、8月7日(金)、8月14日(金) 19時〜20時30分
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