中2 技術 学校に設置する最適なエレベータについて考えよう エネルギー変換の技術【実践事例】愛知教育大学附属名古屋中学校 戸苅 祥崇

中2 技術 学校に設置する最適なエレベータについて考えよう エネルギー変換の技術【実践事例】愛知教育大学附属名古屋中学校 戸苅 祥崇


基本情報
授業担当者戸苅 祥崇
ICT環境1人1台タブレット
学年 / 教科中学校2年 /技術・家庭科(技術分野)
単元エネルギー変換の技術
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〈実践の概要〉
まず初めに,技術科のオリエンテーションの授業の中で,身の回りの技術の代表的なLEDを,「社会からの要求」「安全性」「環境負荷」「経済性」の4側面から捉えさせる学習活動において,カード機能を用いて,技術の見方・考え方を働かせることの必要性に気付かせた。その後,「学校に設置する最適なエレベータについて考えよう」という学習課題に向けて授業に取り組んだ。そこでは,こんなエレベータをつくりたいという生徒の思いをカードに書かせ,思考ツールであるフィッシュボーン図を用いることで課題を解決するために必要な視点を見付けさせる。そして,見付けた視点を基にエレベータモデルの製作に取り組ませる。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
付箋で行っていた活動をカード機能のテキストで行うことにより,作業がスムーズかつ時間短縮につながる。
発表が苦手な生徒も含めクラス生徒の考えを共有しやすい。
思考ツールが豊富なので,課題に合わせて選択することが容易にできる。
容易に写真を取り込むことができ,レポート作成や学習記録が視覚的に分かりやすくなる。

〈実践の目標〉
技術の見方・考え方を働かせることの必要性に気付く。
自分の思いを基に,課題を解決するために必要な視点を見付ける。
見付けた視点を基にエレベータモデルの製作に取り組む。

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〈場面1〉技術の見方・考え方について考える
初めにLEDの特徴や工夫についてカード(ピンク色)に記述させた。次に,共有機能を使用しながら発表を行い,カード(黄色)に新たな考えを記述させた。そして,生徒の発表を教師が整理しながら4側面に分類することで,生徒は技術を4側面から考えることの大切さに気付くことができた。

〈場面2〉課題を解決するために必要な視点を見付ける(1/2)
まず,学習課題を解決する際に大切にしたいことをロイロノート上のカードに複数記入させた。次に,大切にする理由を基にして整理させた。整理させる方法は,4側面が記入された思考ツールの一つであるフィッシュボーンの小骨を一つのグループとし,記入したカードを考えが同じものの小骨に移動させ,グループ化させた。

〈場面3〉課題を解決するために必要な視点を見付ける(2/2)
班やクラスで大切にしたいことを発表させる場面を通して,新たに大切にしたいことやグループの分け方への気付きを促した。そして,課題解決に向けてモデル製作で実現することができるかを再考したグループの名前を,自分で見付けた「視点」として,この視点を基に課題解決に取り組ませた。

〈場面4〉エレベータモデルの製作に取り組む
製作の場面では,歯車の写真を撮影したり,エレベータの上昇時間をカードにメモしたりする姿が見られた。そして,最後のレポート作成では,撮影した写真を活用し,大事な場所にマーカーで印をつけてるといった工夫をしてかりやすく作成することができた。
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