中2 美術 シュルレアリスムの世界を知ろう 名画鑑賞【実践事例】愛知教育大学附属名古屋中学校 山田  索

中2 美術 シュルレアリスムの世界を知ろう 名画鑑賞【実践事例】愛知教育大学附属名古屋中学校 山田  索


基本情報
授業担当者中2 美術
ICT環境1人1台タブレット
学年 / 教科中学校2年 / 美術
単元名画鑑賞
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〈実践の概要〉
サルヴァドール・ダリの作品である「ヴィーナスの夢」(絵画)の鑑賞を行った。
絵画の中にある様々なものの意味を考えさせ,ロイロノートでテキストに書き込ませたものをクラスで共有した。そこから,考えたことを基に一人一人に絵画の題名をつけさせ,その根拠とともに発表させた。最後に,絵画の作者や本当の題名を発表し,それぞれのものの意味を解説しながら,シュルレアリスム(超現実主義)への理解を深めた。作品への多様な見方・考え方を育むことが目標である。
【ヴィーナスの夢】

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
鑑賞して考えたことを絵画の周りにダイレクトでテキストに書くことができる。
クラスメイトの意見をみんなで共有して見ることができる。

〈実践の目標〉
作品を鑑賞し,自分なりに意味を考えることができる。
クラスメイトの意見から,作品に対する様々な見方・考え方について知ることができる。
シュルレアリスム(超現実主義)の表現について理解を深めることができる。

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〈場面1〉作品について考えたことをまとめよう
サルヴァドール・ダリの作品である「ヴィーナスの夢」の鑑賞を行った。はじめに,黒板に大きく絵画を映し,生徒たちに第一印象を発言させた。そこからロイロノートを用いて,資料箱から一人一人に絵画を取り出させて鑑賞をさせた。絵画の中にある様々なものの意味を自分なりに解釈させ,テキストに書き込ませた後で,クラスで共有しつつ順番に発表をさせた。

〈場面2〉考えたことを基に,作品に題名をつけてみよう
自分で鑑賞をして考えたことや,クラスメイトの書き込みや発表から気付いたことを基に,一人一人に自分ならこの作品にどのような題名をつけるかを考えさせた。そして,考えた題名をテキストで提出させ,クラスで共有した後,何人かに「なぜその題名にしたのか」を発表させた。その上で,一つの作品でも多種多様な見方・考え方があることを確認した。

〈場面3〉シュルレアリスム(超現実主義)について知ろう
最後にこの作品の作者が「サルヴァドール・ダリ」であることや「ヴィーナスの夢」という作品名を紹介し,「燃えるキリン」や「溶けている時計」など作品の中にある様々な絵の意味を解説した。そこからさらに,シュルレアリスムとはどういったものかを説明し,作品への理解を深めさせた。
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