中2 国語 振り返って見つめる 走れメロス(小説)【授業案】三輪田学園中学校・高等学校 千葉未緒
学年 / 教科 | 中2/国語 |
単元 | 走れメロス(小説) |
指導要領 | C読むこと (1)イ、オ |
教科書会社 | 三省堂 |
授業者 | 千葉未緒(三輪田学園中学校・高等学校) |
単元全体
解説動画
作成者からのアピールポイント
問いを立てながら文章を読むことで、主体的・批評的に読解することができます。また、この授業によって題材から問いを立てる経験を積むことができ、文章読解のみならず、生徒がつまづきやすい「探究にふさわしい問いを立てる」スキルも身につけることができます。
ロイロノート・スクールのnoteデータ
【展開1】たくさんの問いを立てる 本文通読/場面ごとに問いを立てる
本文を6つの場面に分け、場面ごとに丁寧に読み、浮かんだ問いをカードに箇条書きにして提出する。
提出された問いは、無記名で共有する。
最初は「できるだけたくさん問いを立てられるようになる」ことを第一義とする。
【展開2】問には三種類ある 立てた問いを分類する
自分が立てた問いを「答えがすぐに出る問い」「答えを検討できる問い」「答えのない問い」に分ける。
「答えを検討できる問い」の中から、自分が一番考えたい問いを選び、カードに書いて提出する。
授業者は提出された問いに似た問いがあれば色分けし、その後共有する。
探究グループは生徒たちが決める。問いの色分けは、その一助となる。
【展開3】「答えを検討できる問い」に挑む グループ探究
共有した問いを見ながら、2~4人のグループに分かれる。
問いに対して、本文を根拠にしてその答えをグループで検討する。
「問い/根拠/答え」を資料にまとめ、クラスで共有する。
もっとも良いグループを選び、投票する。
相互評価にはルーブリック評価シートを用いた。
【展開4】答えのない問い 哲学対話
本文、もしくは「正義」「友情」といった作品に関連するキーワードから、「答えのない問い」を立て、クラスで共有する。
共有した問いの中から多数決で一つを選び、哲学対話を行う。