中1 数学 一次関数の応用【実践事例】(立命館中学校・高等学校)

中1 数学 一次関数の応用【実践事例】(立命館中学校・高等学校)

立命館中学校・高等学校
越智 規子教諭
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ロイロノート・スクールで、個人に合った学習ができ、基礎を定着させる授業を実現します。

前回の授業で行った小テストを授業開始前に生徒たちに配信し、授業開始後にすぐ教師から配信された正解を見て、解答を確認します。その後、前回の授業の最後に生徒達が作った、一次関数のグラフの問題を一覧表示して公開しました。
次に、様々な問題の中から一問、面積の問題を選び、クラス全員で解答しました。前回の授業の際に扱った問題の元になるグラフと、選んだ問題を生徒たちのタブレットに配信。画面に補助線や記号を書き込みながら解答を考えていきます。
新たな文章問題を生徒のタブレットに配信し、その問題の解答に取り組んでいきます。問題設定の状態をグラフで表すためにグラフ用紙にグラフを書きます。グラフが書けたらそれを写真に撮って、教師のフォルダに提出。
授業の最後に本時の内容を確認するために小テストを行います。指定の時間が来たら、教師のフォルダに小テストを提出し、本時のまとめとしました。

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ロイロノート導入のメリット

小テストの印刷・回収・配布の時間が省けるので、授業中に空白の時間がなく、リズムよく授業が進みます。また、授業が始まる前にテストを返却しておけるので、授業開始前から、自分の答えを確認でき、個々のリズムで学習できます。

一斉に配信したり、生徒の解答を回収できるため、その段階まで全員が理解できているかを確実に確認できます。

今までの机間巡視だけでは見逃していた生徒も把握でき、安心して次の段階に進めます。

教材をうまく整理しておけば、他クラスでもその教材が使えて非常に便利です。


実践の目標

小テストを友達と確認し合うことによって、基本知識を定着させる。

生徒の自作問題をみんなで解くことにより、楽しんで応用問題に取り組む。

新しい応用問題を、タブレット画面で色々試行しながら、繰り返し考えさせる。

本時間の知識を小テストで確認する。解答時間の個人差を問題作りの時間とする。


実践の場面

1.【授業前の休み時間】返却された小テストを友達と確認し合う
前回の授業で行った小テストが採点され、授業を開始する前にすでに個人のタブレットに返却されている。
休み時間内に小テストの正誤を確認する。その際、友達と間違えた問題の話をしながら、自然と教え合い、学び合うことができる。

2. 小テストの解答を確認する
授業が始まったら、教師から配信された正解を見て、答えをしっかり確認する。
問題用紙の返却や答えの配布、一問ずつの白板提示の必要がないので、その時間は大幅に短縮でき、すぐに全員が確認作業に入ることができる。
生徒達の間違えている問題はそれぞれ違うので、それぞれが正解している問題は飛ばして、自分の間違った問題の確認にじっくり時間をかけることができた。

3. 生徒達が作成した問題を発表する
前回の授業では、一次関数のグラフを使った応用問題に取り組んだ。
授業の最後にそのグラフを使って、それぞれ独自的な発想で問題を作り、それを教師に提出した。
本時では、生徒達が作った問題を一覧表示して公開。様々な視点から作られた面白い問題がたくさん出てきた。

4. クラスメイトの問題を解答してみよう
様々な問題の中から一問、面積の問題を選び、クラス全員で解答する。
前回の授業の際に扱った問題の元になるグラフと、選んだ問題を生徒たちのタブレットに配信。
生徒たちは、画面に補助線や記号を書き込みながら解答を考えていく。計算などは、「ロイロノート」と名付けた計算メモ用の大学ノートを使用した。

5. グラフを写真で教師に提出する
新たな文章問題を生徒のタブレットに配信し、その問題の解答に取り組んでいく。
問題設定の状態をグラフで表すためにグラフ用紙を配布し、その紙に鉛筆と定規で丁寧にグラフを書く。
グラフが書けたらそれを写真に撮って、教師のフォルダに提出する。
全員が理解できているかを、教師と生徒全員で確認しながら授業を進めていく。

6. 本時の知識の確認をする
授業の最後に本時の内容を確認するために小テストを行う。問題を生徒たちに配信し、それぞれのタブレットで解答する。
その時も計算や思考は「ロイロノート」に書き入れ、答えのみを画面に書き込む。
小テストが早くできた生徒は、今日使ったグラフから独自問題をつくるというお楽しみ作業をすることができるようにした。
指定の時間が来たら、教師のフォルダに小テストを提出し、本時のまとめとする。

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