中1 情報 京都新聞を使ってのNIE 教育(新型コロナウィルスについての探究学習)【実践事例】 (ヴォーリズ学園 近江兄弟社中学校)

中1 情報 京都新聞を使ってのNIE 教育(新型コロナウィルスについての探究学習)【実践事例】 (ヴォーリズ学園 近江兄弟社中学校)


基本情報
授業担当者中学校1 年 / 情報
ICT環境1人1台タブレット
学年 / 教科中学校1 年 / 情報
単元京都新聞を使ってのNIE 教育(新型コロナウィルスについての探究学習)
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〈実践の概要〉
中学校1 年生情報の時間において、タブレットを使った新型コロナウィルスについて探求学習をしました。資料として、京都新聞社2020 年1 月1 日から6 月30 日までの朝刊一面記事を利用しました。京都新聞社から近江兄弟社中学校の探究学習に提供していただきました。自分たちの生きる世界の状況、そして、世界の状況について、新聞とインターネットで公表されているデータ(Our World in Data)を用い、調べ、そして、資料としてまとめる活動をおこないました。ロイロノート、Numbers、Pages のアプリを使用しました。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
大量の資料(半年分の新聞の一面)の配布を容易におこなうことができた。
Pages やNumbers で作成したテンプレートや資料を資料箱により配布することができた。
提出箱を活用することにより、生徒の活動の途中経過の共有を容易におこなうことができた。
提出箱されたものをPDF 化すること、そして、印刷することがタブレット1台で可能であった。

〈実践の目標〉
6ヶ月分の京都新聞の一面記事を活用し、必要な情報を得ることができる。
Our World in Data のデータについてNumbers を用いてグラフ化することができる。
調べた情報についてPages を用いてまとめることができる。

〈授業写真〉

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〈場面1〉京都新聞を⽤いた調べ学習
京都新聞の一面記事、半年分をロイロノートの資料箱に保存し、配布した。この時間の課題として、「新型コロナウィルスが最初に報道された日を見つける。」、「最初に報道された日から新型コロナウィルスについての記事がどのように報道されたかを、一面における文字数を調べることで可視化する」というものであった。最初に報道された日を見つけたのち、138 名の生徒が一人1 日を担当し、報道された内容を調べると共に、文字数をカウントすることでデータベースを作成した。

〈場面2〉外務省のホームページを利⽤した国調べ
一人、1 カ国を担当し、その国の情報について調べる活動をおこなった。インターネットを活用して調べる活動の中で、正しい情報を収集するための手段として、信頼できるデータソースを活用することの重要性を教授し、外務省のホームページを利用することを例として示した。調べた結果を提出箱に提出させ、それを共有した。

〈場面3〉Numbers を⽤いたグラフの作成
担当した国における新型コロナウィルスの発生状況を、Our World in Data のデータを用いて調べた。
そして、その国と日本のデータを抽出し、Numbers を用いてグラフ化し、可視化する活動をおこなった。
作成したグラフは提出箱で共有すると共に、廊下の掲示板に掲示した。これにより、138 カ国の状況について比較することができた。

〈場面4〉Numbers を⽤いた相関係数の算出
データ分析の手法について、Numbers には、相関係数を算出する関数があることを示し、日本における新型コロナウィルスの感染者数と京都新聞の一面記事における新型コロナウィルスに関する記事の文字数について相関係数を算出させた。この活動により、社会状況と新聞記事との間の関係について考えることができた。

〈場面5〉Pages を⽤いた資料の作成
これまで調べたことをPages でまとめた。テンプレートを資料箱で配布し、それを用いたまとめ活動をおこなわせた。まとめるにあたっては、ルーブリックとして、データの正確性、グラフ化による可視化、デザインの工夫を提示し、活動を促した。完成した資料は、Pages でPDF に変換して提出箱に提出させた。そして、ロイロノートのアプリを使い、タブレットから印刷し、掲示した。

〈授業写真〉
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