中2 英語 “The Tale of Peter Rabbit”の世界にふれよう ~母の気持ちと子の気持ち~【実践事例】(高槻中学校・高等学校)
高槻中学校・高等学校
鈴木 優子教諭
ジグソー法を用いた“The Tale of Peter Rabbit”のリスニングから、英語を英語のまま理解する力を養います。
“The Tale of Peter Rabbit”を4等分し、ジグソー法のエキスパートグループで担当箇所をロイロノート・スクールの資料箱から取り出し、各自イヤホンを用いてリスニングを行いました。その後、グループ内で内容を確認し、元の班に戻って自分の担当箇所を英語で説明し、班で協力して物語を作りあげました。
また、あらかじめカットされている物語の結末部分を班ごとに英語で創作しました。その場面のイラストを添えて提出した後、発表しました。
ロイロノート導入のメリット
生徒の音読やCD教材など、音声を用いた授業展開が驚くほどスムーズに行うことができました。
自分たちの活動を動画や音声で記録することができる他、クラスメイトの発表やレポートなどの共有も容易にできるため、充実した協働学習を実現することができるようになりました。
実践の目標
ジグソー法を用いたリスニングで、物語の全容を英語のまま理解することができる。
協働することにより、物語の内容を正確に理解し、リテリングできるようになる。
物語の結末を英語で創作する活動を通して、英語で表現することの楽しさを体感する。
実践の場面
1. ジグソー法のエキスパートグループに分かれ、各自の担当箇所のリスニングを行う
あらかじめ、ロイロノート・スクールの資料箱に物語を4等分した英文を入れておく。4人班のうち、A、Bのエキスパートグループを決め、それぞれのグループの場所に移動する。移動後、各自イヤホンを用いて静かに担当箇所のリスニングをする。制限時間内で英語を聞き取り、メモは取らないこととした。
2. エキスパートグループ内で聞き取った内容をまとめ、リテリングの準備をする
同じ英文を聞いたエキスパートグループのメンバーで、聞き取った物語の内容を共有し、ロイロノート・スクールのカードにまとめる。ディクテーションではなくリテリングを行うため、英語を英語のまま理解し、自分の力で話せるよう練習を行う。
3. 元の班に戻り、自分の担当箇所を英語で説明する
エキスパートグループで準備した英語を、メモを見ずに元の班で発表する。自分の担当以外の箇所の英語を聞き、物語の全容を英語のまま理解する。クラスメイトの発表を聞くときは笑顔で、うなずいたりしながら、聞くことに集中するよう促した。
4. 物語の全容をロイロノート・スクールにまとめ、提出する
班で発表し、聞き取った物語の全容をロイロノート・スクールにまとめ、提出する。文法的な間違いや不自然な表現だと感じたところはこのタイミングで修正した。綴りのわからないものはiPad内の英辞郎を用いて調べた。
5. 物語の結末を英語で創作し、イラストを添えて提出する
あらかじめカットされている物語の最後の部分を班ごとに創作する。ワークシートに考えた物語を英語で記入し、その場面のイラストを添えてロイロノート・スクールで提出する。