大2 中国語総合Ⅱ−2 ロイロノートを活用したオンデマンド型オンライン授業 【実践事例】 (神田外語大学)

大2 中国語総合Ⅱ−2 ロイロノートを活用したオンデマンド型オンライン授業 【実践事例】 (神田外語大学)

#実践報告  #授業実践事例 #大学

基本情報
授業担当者植村麻紀子
ICT環境1人1台タブレット
学年 / 教科大学2年 / 中国語総合Ⅱ−2
単元ロイロノートを活用したオンデマンド型オンライン授業
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〈実践の概要〉
コロナ禍により2020年度後期もオンライン授業となり、基本的にはリアルタイムにZoomを使って行いましたが、数回はロイロノートを使ってのオンデマンド配信としました。カードごとに録音できるため、言い間違えての再録音や順序を変えるのも容易です。細かく分け、カードに所要時間を明記することで、学生もわからないところだけを何度も聴きやすく、理解が深まったそうです。作文練習は配信したカードに直接書き込むか、ノートの写真を撮って提出としました。Google classroomやmoodleと併用することでそれぞれの良さを活かすことができました。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
教員が講義音声入りカードを作って配信したり、学生が指定された文をカードに書いて録音し提出するなど、音声も含めてののやりとりが容易にできる。
カードに手書きできるので、中国語の簡体字表記の指導がしやすい(キーボード入力しかできないツールの場合、漢字表記が簡体字にならないことが多い。学生が自分のノートに書いたものを写真に撮り、カードに貼って提出することもできる。)キーボード表示にしてピンイン入力の練習もできる。
提出物の送受信がDrag&Dropでスムーズにできる。クラス全員の解答を個別に添削することで、それぞれに適切なフィードバックを与えることができる(従来の授業では黒板に書いた学生の解答を添削し、それを使って解説していたが、正解が書かれていると、間違えた学生が納得できないまま「答えを写し、暗記する」という学習になりがちであった)
課題の提出箱を作り、締切時刻を明示しておくことができる。学生の提出時刻も記録されるので不正行為防止にも役立つ。
リアルタイム授業での予習として、全員から練習問題の解答を事前に提出させることで、従来、授業が始まってから黒板に書いていた時間が不要になり、また、どの学生からも解答が鮮明に見える(教室では後ろの席の学生が黒板にチョークで書かれた文字を読みにくいこともあった)。複数の解答を並べて比較考察させたり、間違いの多いところを重点的に解説できる。

〈実践の目標〉
学生は自分のペースで文法ポイントを学習し、教員からの個別フィードバックで、自分の間違い箇所とその原因を考察し、理解を深めることができる。

〈授業写真〉

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〈場面1〉教員から配信された音声入りカードで講義を聞く
学生は、カードに録音されている教員の講義を各自のペースで聞く(カードには、テキストの文法ポイントと例文、簡体字表記や発音の注意点等が書かれている)。分かりにくい部分は一時停止したり、巻き戻して繰り返し聞く。

〈場面2〉練習問題の解答をカードに書き、指定された提出箱に締切時間までに提出
学生はテキストの練習問題を解く。ノートに書いた場合はその写真を撮り、カードに直接書き込める場合はカードに書いて提出する。キーボード表示にしてピンイン入力してもよい。

〈場面3〉教員は解答を添削し、個別にフィードバックする
教員は、提出されたカードに書かれた練習問題の解答を添削し、全て見終わったら「一括返却」で学生に戻す。あるいは全員の提出を確認してから、正解を書いたカードを一斉送信し、各自自己採点させて再度提出させる。音声課題はカードに文字も入力させておき、録音を聞いて改善ポイントを指摘する際に使用する。NHKの「声調確認くん」など、活用できるネット教材を紹介し、自律的な学習を促す。

〈授業写真〉
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