大1 セミナー 自己発見プロジェクト:ロイロノートを使って自分を素直に見つめ直す【実践事例】(大阪国際大学短期大学部)
授業担当者 | 大阪国際大学短期大学部 |
ICT環境 | スマホ及びパソコン |
学年 / 教科 | 短期大学1年生/セミナー |
単元 | 自己発見プロジェクト |
〈実践の概要〉
短期大学では、1年生の終わりのころになると就職活動が始まります。その際に必要になるのが自分自身についての冷静な分析。社会人になる前に、性格診断テストや、クラスメイトからのカウンセリングを受けることにより、客観的に自分自身を見つめ直し、自分の長所、短所及び、又、それぞれの活かし方や克服の方法などを考え、ロイロノートでまとめて英語で発表して貰いました。
〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
写真や動画、イラストなどを使い、スマホで分析結果をカードに簡単・簡潔にまとめることができる。
学生が作成した英文の添削が非常に簡単にできる。
学生は自分のペースで英文音読の練習を容易に行える。
一人ひとりの発表内容に対し、クラス全員が評価を行い、その内容を即座に全員で共有できる。
クラスメイトによる評価やコメントを自分のスマホでいつでも容易に見ることができる。
〈実践の目標〉
自分自身のことを分析し、強み・弱みを再発見する。
分析した結果を英語で発表できる様になる。
クラスメイトの発表を即座に評価するスキルを身につける。
〈場面1〉自己分析
BIG FIVE、ECO GRAMの性格診断テストを各人がパソコンソフトを使って行い、その分析結果を確認すると同時に、今まで自分自身が認識していた自身の性格との相違を整理し、今後の就職活動や将来の仕事や生活にどの様に活用できるかを考えました。
〈場面2〉クラスメイトのカウンセリング
3〜4人編成のチームメンバーを発表し、チーム毎に個人で行った自己分析結果を共有しました。同時に、チーム内でお互いにカウンセリングを実施し、その結果を加味して自己発見レポートの草案をロイロノートでまとめました。レポートには、性格診断結果に加え、短大に入ってから力をいれて取り組んでいることや、現在の悩み、将来の夢も織り込みました。
〈場面3〉発表内容の英文作成
ロイロノートの草案作成後、和文英訳作業に着手し、英文が出来上がれば随時カードを提出。教員から文法添削されたカードの返却を受けて最終の原稿を完成させると共に、発表に向けて音読の反復練習を実施。音読練習はロイロノートの録音機能を使用しました。
〈場面4〉学外授業
発表カードの最終の形は、学外授業を実施して作成。京都嵐山へのフィールドトリップを兼ねて実施しました。
現地ではインタビューの形式で、「発表する人」、「インタビューをする人」、「ビデオ撮影をする人」と順番に役割を交代しながら個人毎に発表資料を作成しました。尚、フィールドトリップとしての追加の課題として「京都嵐山の魅力」のプレゼン資料を作成し、後日発表することにしました。
〈場面5〉成果物発表
自己発見プロジェクトおよび、フィールドトリップ課題「京都嵐山の魅力」のプレゼンテーションを実施。
ここでは、事前にクラスメイトの発表内容を評価する為の簡単な3つの項目①全般的な印象、②特によかった点、③改善余地のある点、を盛り込んだコメント用のカードを学生全員に配布。
〈場面6〉フィードバックの作成
クラスメイトの発表の内容に対して、各人が評価しコメントを作成。事前に配布されていたカードに記入して、発表者及び教員に対して送信。学生のコメントの送信・進捗状況は、教員のロイロノートで管理し、プロジェクターで投影しクラス全員で共有。又、クラスメイトからコメントを受けとった本人は、自分のスマホ(ロイロノート)で改めて自分の発表内容を振り返りました。