小2 図画工作 粘土の学習の発展課題としての活用 こんにちは、むぎゅたん【実践事例】福島県白河市立関辺小学校 米倉 紘之
授業担当者 | 米倉 紘之 |
ICT環境 | 1人1台タブレット |
学年 / 教科 | 小学校2年 / 図画工作 |
単元 | こんにちは、むぎゅたん |
〈実践の概要〉
作品が出来上がった児童への発展課題として,粘土を撮った写真をつなげてクレイアニメのような作品を作ることを提案した。写真を撮ることは2年生の児童でも簡単にできるため,どの児童も気軽に取り組むことができた。また,ロイロノートで撮った写真は,ペンで書き込みをしたり,声を録音したりすることができるため,クレイアニメ風の作品も,より工夫して作成することができる。デジタルカメラで撮るよりも,確認や修正がしやすく,スライドショーにしたり提出箱で共有したりすることで作品を紹介し合うこともできるため,ロイロノートで行うメリットが多い。
〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
操作が簡単で,低学年の児童も直感的に操作することができる。
写真などのカードに,ペンで書き込んだり,音声を録音したりできる。
カードをつないで,スライド形式にして発表することができる。
〈実践の目標〉
自分らしい「むぎゅたん」を表すことに関心を持ち,粘土に積極的に働きかけながら楽しく取り組むことができる。
「むぎゅたん」が動く姿を想像し,写真をつなげることで自分の考えたことを表現することができる。
〈授業写真〉
〈場面1〉粘土で「むぎゅたん」を作る
手や体全体を使って粘土の形を変えることを楽しんだ。押しつぶしたり握ったりするとどのように形が変わるのかを実感し,感じ方を共有した。そして,操作の中でできた粘土の形から,どんな生き物「むぎゅたん」を作ることができるか考えさせ,作品作りに取り掛かった。
〈場面2〉「むぎゅたん」を写真で撮り,クレイアニメ風の作品を作る
「むぎゅたん」を作り終えた児童に,粘土の形を少しずつ変えながら写真を撮り連続で再生するクレイアニメについて説明し,「今作った『むぎゅたん』を動かしてみよう。」と投げかけた。ロイロノートの写真には,ペンによる書き込みや声の録音ができることを紹介すると,多くの児童が「むぎゅたん」のセリフを吹き出しで書き込んだり,効果音やセリフを自分の声で録音したりしていた。
〈場面3〉作品を紹介し合う
はじめはグループで作品を紹介し合った。実物の作品を見せ合うことのほか,クレイアニメ風の作品を作った児童は,タブレットの画面を直接見せた。指でスライドしたり,スライドショーで自動再生させたりしていた。全体での紹介では,提出箱に出したものを画面共有で紹介することができた。また,提出箱の回答を共有することで,児童が興味のある作品を選んで鑑賞することもできた。