小2 国語 見たこと、かんじたこと 班内発表をロイロノートで評価する【実践事例】 (東京女学館小学校)
授業担当者 | 清水 大智 |
ICT環境 | 1人1台タブレット |
学年 / 教科 | 小学校2年 / 国語 |
単元 | 見たこと、かんじたこと |
〈実践の概要〉
「見たこと、かんじたこと」の中で、それぞれが詩を作り音読の発表をした。コロナ禍で授業時数を十分に確保することができないため、一人ひとりの発表ではなく、4人班の中での発表とした。班は全てで10班あり、それぞれの発表を評価することは難しい。そのため、発表者はiPadのカメラで自分自身を動画撮影し、詩の作品とともに提出箱に提出させた。授業終了後、全児童の発表の様子を確認、アドバイスをすることができた。
〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
手軽にノートやプリントなどの学習状況を把握することができる。
多くの児童の意見に触れ、考えを共有することができる。
画像、動画、音声など、多様なメディアの利用ができる。
〈実践の目標〉
リズムや繰り返し、様子を表す言葉を使って詩を創作し、読み方を工夫して発表する。
ロイロノートで作品の途中経過を共有し、お友達の良いところを見つけ取り入れる。
班内での発表を動画撮影し、評価する。
〈授業写真〉
〈場面1〉詩を創作する①
お友達に詩をおくることをゴールとした。まずはテーマを決め、様子を表す言葉や繰り返し、リズムの良さに気をつけながら詩を作った。文章が出来上がったところで、一度写真に撮りロイロノートに提出させた。全児童の詩を回答共有し、お互いの詩の書き方の良いところを見つけ合った。
〈場面2〉詩を創作する②
具体的な文章を見ながら、改めて様子を表す言葉や繰り返し、リズムの良さを確認し、自分の詩に取り入れることができないか考えさせた。お友達の詩を参考にして、自分の詩を修正、完成させた。お友達に贈る詩であるため、丁寧に絵を添えて仕上げるようにした。
〈場面3〉詩を贈る(発表)
声の大きさやテンポに気をつけながら発表の練習をした後、時間短縮のため4人班での発表をした。発表者はiPadを机に立てて、カメラで自分自身を撮影しながら発表をした。目線はお友達、iPadを見ないで発表するように注意をした。撮影した動画は、作品の詩と共に提出箱へ提出させ、回答共有をして児童がお互いに発表を見ることができるようにした。
〈場面4〉振り返りをする
お友達の詩と発表を見て、発表の工夫や良いところを見つけ共有した。声の大小や読む速度の変化の工夫に気づく児童が多かった。自分自身の動画を撮影したことで、自分とお友達を比較することができた。自分自身の良いところや課題を客観的に知ることができる活動となった。