小5 算数 算数の壁に挑戦! 見方・考え方を深めよう【授業案】鎮西敬愛学園敬愛小学校 金尾 義崇
学年 / 教科 | 小5/算数 |
単元 | 見方・考え方を深めよう |
指導要領 | 第3ー2(1) |
教科書会社 | 啓林館 |
授業者 | 金尾 義崇(鎮西敬愛学園敬愛小学校) |
単元の一部
解説動画
作成者からのアピールポイント
問題場面を把握し、「同じ」「ちがう」に気付くという見方・考え方は、とても重要です。しかし、教科書通りに問題を提示しただけでは、「見える子」だけの学びになりがちでした。一人でも多くの子どもが見えるようにするための授業デザインをご提案します。
ロイロノート・スクールのnoteデータ
【展開1】「同じ」見つけゲーム 2枚のイラストを比較して、「同じ」「ちがう」に着目する
画面に映されるイラストAとイラストBを順番に見て、「同じ」と「ちがう」を見つける
送られたカードを用いて、「同じ」と「ちがう」に分類する(この場合はAのまぐろが1つ多いので、まぐろを一つ「ちがう」に移動する)
2、3問やって、「同じ」を見つける目を養う
【展開2】この情報で足りる? 教科書の問題をもとに、「同じ」を相殺して「ちがう」に着目する見方に出合う
教科書の問題で、「同じ」「ちがう」を問う
乗り物券2枚の200円分ちがうことを、図を用いて共有する
「同じ」「ちがう」に目を向ければ、相殺の考えをつかって解を求められることに気付く
【展開3】「算数の壁」に挑戦! 展開2の見方・考え方を生かして、「解ける」「解けない」を判断する
相殺の考えをつかって「解ける」か「解けない」かを判断する
お寿司のイラストを動かしたりコピーしたりしてもよい
答えを求めることより、「解ける」「解けない」の判断に重点を置く声掛けをすることで、計算が苦手な子どもも思考活動に参加できるようにする
【展開4】問題をつくろう! 相殺の考えを生かして解決できる問題と、解決できない問題を一つずつつくる
「解ける」問題をつくることができる=相殺して1種類のお寿司が残っていたら「解ける」ことを理解している
「解けない」問題をつくることができる=相殺しても2種類以上(または0種類)のお寿司が残ってしまうと「解けない」ことを理解している