小6 国語 全員が分かる・できる・学び合う授業の創造 作品の世界を深く読み味わう「やまなし」〈資料〉「イーハトーヴの夢」【実践事例】福島県白河市立白河第一小学校 佐藤 由樹
授業担当者 | 佐藤 由樹 |
ICT環境 | 1人1台タブレット |
学年 / 教科 | 小学校6年 / 国語 |
単元 | 作品の世界を深く読み味わう「やまなし」 〈資料〉「イーハトーヴの夢」 |
〈実践の概要〉
「やまなし」の五月と十二月の2つの場面の様子や登場人物の心情、起こった出来事についての読み取りを行う。ロイロノートを通して、教師側からワークシートを配付し、読み取ったことをそのワークシートにまとめていく。配付されたワークシートに直接書き込み、個人のタブレットに全員の考えを提示し、全員の考えを共有する。それぞれの場面についての読み取りを深めさせられるように、類似している考えや違っている考えを取り上げていくことで、全員が多様な考えをもてるようにさせる。
〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
ワークシートの配付・回収をスムーズに行うことができる。
全体でそれぞれの子どもたちの考えを簡単に共有することができる。
電子黒板だけでなく、タブレットを見ることで個人でも全体の考えを確認することができる。
〈実践の目標〉
全員が自分なりの考えをもち、全体に知らせることができる。
考えを共有することで、自分の考えだけでなく、多様な考えを知ることができる。
友だちの考えから、自分の考えを振り返り、考えをより深めることができる。
〈授業写真〉
〈場面1〉ワークシートの配付・回収
ロイロノートを通して、ワークシートの配付・回収を行った。教師側からクラス全員に一斉に配付することができ、短時間で行うことができた。そして、ワークシートを配付後、時間を設定し、時間内に提出箱に送るように指示することで、子どもたちも時間内に出せるように計画的に取り組むことができた。提出後は、他に提出した友だちの考えを確認することもできるので、残った時間を有効に活用することができた。
〈場面2〉それぞれの考えの発表
提出されたワークシートを電子黒板に掲示し、それぞれの考えを共有する場を設けた。全員の考えが1つの画面に提示することができるので、視覚的にも比較しやすく、自分の考えと比較するのに有効であった。また、個人のタブレットでも確認することができるため、友だちの発表を聞きながら自分のタブレットで友だちのワークシートを確認することもできた。
〈場面3〉学び合い
発表していく中で、類似している考えや違った考えを教師側から取り上げ、それぞれの考えについて全体で考えさせる場を設けた。その際、ワークシートを並べて提示することができるので、比較したい考えを並べて提示することでよりわかりやすくそれぞれの考えの相違点について考えさせることができた。