小6 社会/地歴公民, 人権 差別されてきた人々の思い 渋染一揆 町人の文化と新しい学問【授業案】南丹市立園部小学校 中川 敬太
学年 / 教科 | 小6/社会/地歴公民, 人権 |
単元 | 町人の文化と新しい学問 |
指導要領 | 内容項目(2)イ-(ア) |
教科書会社 | 東京書籍 |
授業者 | 中川 敬太(南丹市立園部小学校) |
単元の一部
解説動画
作成者からのアピールポイント
日本の歴史の授業は、社会科の学習でもあると同時に、人々が勝ち取ってきた人権を学習する貴重な機会でもあると考えて実践しました。
ロイロノート・スクールのnoteデータ
【展開1】お触書きの内容
ここでは教科書のコラムに出てきた渋染一揆について扱うために岡山藩のお触書きを提示した。差別されてきた人々に向けて出された決まりが、節約目的ではなく、差別を助長するものであったことを確かめる。
【展開2】一揆に参加するか
当時、差別されていた人々は、嘆願書を持って、藩に直談判しにいくことを知らせる。命懸けの行動であることを伝え、自分であれば一揆に参加するかどうか考える。
「参加する・しない」「自分のため・家族のため」という2軸のシンキングツールを用いた。自分がどこの意見かカードに書いて、一番近い場所に配置させ、意見を発表させた。
【展開3】なぜ武器を持たなかった?
話し合いの後、それでも人々は行動したことを強調するが、武器を持たなかったことについて、子どもたちは想像できていなかった。
「一揆」と聞くと、暴力にイメージが結びついてしまうが、それでもなぜ人々が武器を持たずに行動したのか、その思いについて考えを深める時間にした。
【展開4】ふりかえり
授業振り返っての感想を共有ノートに書き、友達の意見も同時に見ながら、自分の気づきを振り返ることができるようにした。
今後、自分が理不尽な状況に陥ったときに、どのような行動ができるかと言うところまで深めて振り返ることができていた。