小1 算数 図をつかって考えよう 文章問題を図と式に表して答えを求め、クラス全体で表現の多様性を考える【実践事例】(シドニー日本人国際学校)

小1 算数 図をつかって考えよう 文章問題を図と式に表して答えを求め、クラス全体で表現の多様性を考える【実践事例】(シドニー日本人国際学校)


基本情報
授業担当者山田 英二
ICT環境1人1台タブレット
学年 / 教科小学校1年 / 算数
単元ずをつかってかんがえよう
hr

〈実践の概要〉
本単元では、教科書の文章問題から考えたことを①図にまとめ②立式し③答えを求める、という流れの中で学習が展開していく。
児童一人一人が図に表したことを共有するのは、既存の黒板や実物投影機では効率が悪く、時間がかかってしまうため、初めてロイロノートを活用した。
一人一人の図や式に違いが発生するが、その違いこそが算数の醍醐味であることを説明した上で学習指導を行った。
それぞれの表現の違いを瞬時に視覚的に理解できるロイロノートは、本単元の理解に大いに役立つものとなった。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
全員参加が可能になり、参加意欲が高まる。
クラスメートの意見や考え方がすぐに伝わるので、さらなる理解につながる。
自分の学習活動が人に紹介されるという意識が働くので、真剣さが増す。

〈実践の目標〉
文章で示された問題を、自分なりの図と式と答えで表現することができる。
目で見て分かりやすい表現の仕方を工夫することに努める。

hr

〈場面1〉本時のめあてをつかむ
教師から提示された問題文を読み、黒板に書かれためあてを理解する。
「あらわしかたのちがいをたのしもう。」

〈場面2〉算数の基本的な考え方を振り返る
おそらくクラス全員の答えは同じになるだろうが、答えに至るまでの経過には、人それぞれ違いがあることをあらかじめ伝える。
一つとして同じ表し方がないこと、また、そのたった一つだけの自分の答えが素晴らしいことを確認する。

〈場面3〉問題文を提示する
「わたしのまえには5人います。わたしのうしろには4人います。ぜんぶでなん人いるでしょう。」の問いをロイロノートで提示する。

〈場面4〉自分の考えをカードにまとめる
自分が考えたことを、図と式と答えでカードにまとめる。カードの色、線の太さなど、見やすさについても考えるように指示する。
(今回がロイロノートの初めての利用だったため、見やすさを追求することはできなかった。)

〈場面5〉各児童が提出したものを見比べる
これまでは、児童が教室を歩き回り一人一人のノートを見比べる作業をしていたが、席を動かずとも教室前面のスクリーンに全ての児童の考えが映し出されていて、歓声が沸き起こった。

〈場面6〉自分と同じところ、違うところについて考える
本時のめあてである、表現の違いを楽しむ場面。自分の考え方と同じところ違うところを考え、表現の多様性について意見交換をした。
自分の言葉で説明したいという児童の何名かが前に立ち、説明を行った。

Powered by Helpfeel