小2 英語 自分たちでオリジナル絵本をつくろう【実践事例】(京都市立向島南小学校)
京都市立向島南小学校
堀川 紘子教諭
ロイロノート・スクールでオリジナル絵本を作り、楽しみながら英語を話し、英語に慣れ親しむ学習を目指します。
事前準備として、ロイロノート・スクールでデジタル英単語帳を作り、発音練習に生かしました。
絵本『Brown bear, Brown bear, What do you see?』は同じフレーズが登場するため、声に出して楽しむことができます。この絵本に登場する動物のイラストを活用し、好きな色を塗って世界に1頭だけのオリジナル動物を作りました。個人で作った動物のカードをグループで共有し、それぞれのオリジナル動物のカードをつなぎあわせて、試行錯誤しながら納得のいく絵本を作っていきました。
絵本『Brown bear, Brown bear, What do you see?』の中にあるAとBのパートを、グループ内で分担をして、それぞれが交互に声に出しながら読んでやりとりを楽しみました。パートも交代しながら取り組むことで、英語でやりとりする機会を増やしました。そして、自分たちの作品を他のグループに紹介する活動を行い、それぞれのグループが作った絵本にも触れることができ、英語表現を声に出して楽しむ機会も増えるようにしました。
ロイロノート導入のメリット
絵本スライドの組み合わせを何度も変えながら、オリジナル絵本の構成を考えることができました。
ALTと協力してデジタル音声教材を作ることで、いつでもネイティブの発音を聞きながら学習することができました。
絵本をロイロノート・スクール上で提出してもらい、回答共有をすることで、いつでも友達の作品を見ることができます。
すべてのグループが作った絵本をロイロノート・スクール上でつなげることで、簡単にクラス全体の絵本を1冊の絵本にまとめることができました。
実践の目標
オリジナル絵本をもとに、読み聞かせの練習をしたり、他のグループと発表を聞き合ったりして、より動物や色の英語表現に慣れ親しむことができる。
絵本を作るだけでなく、その絵本をもとに英語を使ってやりとりすることができる。
意欲的に学習に取り組むことができる。
実践の場面
1.【事前準備】オリジナルデジタル教材(単語帳)を作る
本単元の学習に入る前に、ALTに協力してもらってオリジナルデジタル単語帳を作った。赤や黄色など色のスライドや、動物のイラストを取り込んだスライドに、ロイロノート・スクールの録音機能を活用してネイティブの発音を取り込んだ。ロイロノート・スクールで共有することで、他学年でも活用することができた。
2. 自分だけの動物を作る
タブレット端末を活用して動物のイラストに色を塗り、世界に1頭だけのオリジナル動物を作った。
3. オリジナル絵本を作る
個人で作った動物のカードをグループで共有し合い、それぞれのオリジナル動物のカードをつなぎあわせて絵本を作った。「この動物の次には、この色の動物があるといい!」など、自分たちなりにテーマを決めて絵本作りに取り組んだ。何度も試行錯誤しながら、納得のいく絵本を仕上げていった。
4. 友達とやりとりするときのゴールイメージをもつ
学習のはじめに、友達とやりとりするときの見本を見せたり、動画で確認したりすることで、学習活動のゴールイメージをもって取り組むことができた。
5. 自分たちの作品を声に出して読み合い、英語表現を楽しむ
絵本では、「Brown bear, Brown bear(動物名),What do you see?」(Aパート)、「I see a Red bird, looking at me.」(Bパート)というやりとりが登場する。グループ内でA・Bパートの分担を決める。それぞれが交互に声に出しながら読んでやりとりを楽しんだ。パートも交代しながら取り組むことで、英語でやりとりする機会を増やした。
6. 友達と作品を声に出して読み合い、楽しむ
自分たちの作品を他のグループに紹介する。作品を読み聞かせするグループはBパート、読み聞かせを聞くグループはAパートに分かれた。読み聞かせが終わったら、次はAパートをしていたグループがBパートを担当し、そのグループが作った絵本を読み聞かせをした。順番に交代しながら読み聞かせをすることで、それぞれのグループが作った絵本にも触れることができ、英語表現を声に出して楽しむ機会も増えた。