小4 総合的な学習の時間 国際理解を深めよう ロイロノートを生かした他校との交流活動 【実践事例】 (シドニー日本人国際学校)
授業担当者 | 岡 あい |
ICT環境 | 1人1台タブレット スマートボード 教師用アイパッド・パソコン |
学年 / 教科 | 4学年 総合的な学習の時間 |
単元 | 国際理解を深めよう |
〈実践の概要〉
ZOOMを使い、一回目「国の紹介」二回目「学校紹介」の計二回、他の日本人学校との交流を行った。その際ロイロノートを活用し資料の作成を行い、お互いの発表でも画面配信をすることで作成した資料をそのまま活用した。交流は各一時間程度で、それぞれの紹介の後に質問をしあうというシンプルなものである。各学校で何を紹介したいかを話し合い資料を作成しているので、子どもたちの目線で選ばれた多岐にわたる興味深いテーマが多かった。
〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
児童同士でデータの共有ができるので、グループで協力しての活動が効率的に行える。
作成資料を毎回提出させることで待たせることなく添削できる。また、児童は次の授業のスタートに訂正をしてから続きを作成するという学習リズムができる。
作成した資料をすぐに一つにまとめることができるので、発表スライドの準備が簡単にできる。 また、発表練習もロイロノートの動画撮影を使い各自振り返りながら行うことができる。
〈実践の目標〉
自国について調べたり相手国について知ったりすることで、国際理解を深める。
紹介したいと思うことについて、文章構成を考えたり効果的な資料を選んだりできる。
〈授業写真〉
〈場面1〉何を紹介したいかを決める
思考ツール「イメージマップ」を使い、オーストラリアと言えば何を思い浮かべるかをどんどん出していき、その後紹介したい内容を絞っていった。全員の考えを一覧にしてみることができるので、みんなの意見を取り入れることができ、納得のいく内容選択ができた。
〈場面2〉それぞれのグループにわかれて資料を作成する
テーマごとにグループとなり、全員の考えをまとめたイメージマップの内容をもとにして発表資料を作成していった。グループ内で原稿作成や写真などの資料集めなどを分担して行った。データの共有を簡単に行うことができるので、効率的に作業が進められた。アドバイスが欲しい時には教師に「送る」ことで、他の作業を進めながらアドバイスを待つことができた。
〈場面3〉一つの発表スライドにまとめ、お互いに意見を出し合う
重なっている内容や抜けている内容、文章の推敲など全員で意見を出し合った。その場で訂正ができるので、負担なく作業が進められた。また、時間のかかりそうな訂正はメモを残し、各自後で見直しを行うことができた。
〈場面4〉各自、発表練習を行う
完成した資料を使い紹介する練習をした。その際、動画を撮影し声の大きさ、話すスピード、間の取り方など各自で振り返りを行いながら進めた。ロイロノートに毎回の動画を残すことができるので自分の成長を振り返ることもできた。
〈場面5〉交流会を開催する
ZOOMの画面配信機能を使い、ロイロで作成した資料をそのまま使うことができた。画面配信用にパソコンから、発表の様子の撮影のためにアイパットからと二つのツールからログインすることで、スムーズに交流を進めることができた。途中、通信トラブルが起こった際には、お互いロイロノートを使っていたこともあり、話し合いながら試行錯誤を行い改善することができた。
〈授業写真〉