小5 社会 これからの工業生産とわたしたち【実践事例】(奈良育英小学校)

小5 社会 これからの工業生産とわたしたち【実践事例】(奈良育英小学校)

奈良育英小学校
上田 照彦教諭
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エネルギー問題について考え、持続可能な社会を目指そう

調べたことをもとにグループで話し合い、ロイロノートで意見を可視化することで自分の考えを深め、相手に伝える能力を育てます。

「これからの日本では、原子力発電、火力発電、水力発電、どの発電に力を入れるべきだろうか?」という課題に対して、これからのエネルギー政策のあり方を考えていきます。
そのためにまず、前時に、原子力発電、火力発電、水力発電の各グループに分かれ、仕組みや長所、短所などの特徴などを調べて、ロイロノートのカードにまとめておきます。
本時の初めに、まとめたカードを、教師に提出します。
3つの発電所がそれぞれに含まれるよう、グループを作ります。前時に調べたそれぞれの発電所について情報を共有し合います。
その際、それぞれが作ったカードを送り合って情報交換をします。自分が調べた以外の発電所の情報を確認し、グループで話し合って自分の考えをまとめます。『私は〇〇発電が有効だと考えます。なぜならば、〇〇〇だからです。』というパターンで、カードを整理しなおして教師に提出します。
何人かの回答を取り上げて、全体の前で発表させ、本時の学習をまとめました。



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ロイロノート導入のメリット

論理的思考力を高めることができます。

協働学習に力を発揮できます。

ひとつのアプリで完結できます。


実践の目標

学習に積極的に参加し、資料を読み取る能力や、その情報を解釈し、伝える能力を身につける。

配布された資料を、ロイロノートで整理することができる。

資料を明示しながらディスカッションに参加することができる。

他者のまとめを参考にしながら、自分の考えをまとめることができる。


実践の場面

1. 発電所の仕組みと長所・短所を調べる
前時に、発電所の仕組みや長所、短所などの特徴などを調べた。
原子力発電、火力発電、水力発電の各グループに分かれ、与えられた資料とネット資料を活用して、ロイロノートのカードにまとめた。




2. 自分の資料を、ロイロノートで提出する
前時に調べてまとめたカードを教師に送信して提出する。
カードを一覧表示する際、見やすくするため、発電所ごとに、カードの背景色を指定しておいた。
原子力発電は黄色、火力発電は赤色、水力発電は青色に指定した。



3. 新しいグループを作り、発表する
原子力、火力、水力、3つの発電所がそれぞれに含まれるよう、新しいグループを作る。
新しいグループの中で、3つの発電所についてそれぞれが調べたことを報告することによって、3タイプの利点・問題点を理解し合う。




4. カードを交換し、自分の考えをまとめる
それぞれが調べた発電所についてまとめたカードを、グループ内で送り合って交換する。
自分の考えをまとめ、思考を再構成するために、交換し合ったカードの中から取捨選択をして、カードを繋ぎかえる。




5. 自分の考えを、根拠とともに提出する
『私は〇〇発電が有効だと考えます。なぜならば、〇〇〇だからです。』というパターンで、カードを整理しなおして教師に提出する。
この際、直感的な回答ではなく、論理的な回答を求めた。
今回の場合、水力発電を支持するものが多くなった。



6. 自分の考えを全体に発表する
何人かの回答を全体発表として取り上げ、全体の前で発表させた。
画面を見ながら発表するので、プレゼンテーション能力を高めることができる。




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