小6 算数 場合を順序よく整理して 学びの個別最適化【実践事例】(廿日市市立宮園小学校)
授業担当者 | 川口 竜彦 |
ICT環境 | 1人1台タブレット |
学年 / 教科 | 小学校6年 /算数科 |
単元 | 場合を順序よく整理して |
〈実践の概要〉
本校では,「学びの個別最適化」の研究を進めている。これまで,児童が個別に学習を進める際,進度や理解度の把握のために,一人一人のノートを確認していた。そのため,支援よりも確認に時間を取られることが多かった。しかし,支援が必要な児童の多くは,一斉授業の方が理解しやすく,自分に合っていると考えて(アンケート結果より)おり,個別と一斉の両立ができないか考えていた。ロイロノートの提出の機能を活用することで,個別に学習を進めるコースと一斉授業のコースを同一教室で行った。
〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
個別に進めるコースの進度の把握ができる。
個別に進めるコースの理解度の把握ができる。
一斉に学習を進めるコースと個別に進めるコースの交流ができる。
〈実践の目標〉
場合の数について,落ちや重なりのないように図や表を用いて調べたり,場合を整理して考えたりすることを通して,場合の数を求めたり条件にあう場合を見つけたりすることができるようにする。
〈授業写真〉
〈場面1〉課題をつかみ,学習を進め,ノートを提出する
計画表に課題を示すことで,何ができるようになればよいかを明確にした。個別に学習を進める児童は,課題を意識しながら学習を進めた。教科書の基本問題を行った後,ノートの写真を撮って提出させた。ノートを確認することで,理解度の把握ができ,必要であれば指導を行った。
〈場面2〉1時間の学習をすべて終え,まとめを提出する
教科書の基本問題,練習問題,評価問題を行った後,計画表にまとめを書かせ,提出させた。計画表の提出箱を確認することで,誰がどこまで進んでいるのか把握することができた。
〈場面3〉意見を交流する
一斉に授業を行うコースにおいて,いろいろな考え方が出なかった場合,場面1で提出したノートの意見を基に話し合いを行うことができた。提出されたノートを基に,一斉コースの児童だけで話し合う方法や個別に学習を進めるコースの児童も合流して話し合う方法などを行った。
〈授業写真〉