複式学級×ロイロノートで個別最適な学びを実現!ー呉市立豊小学校の実践ー
2つ以上の学年で構成される複式学級でのロイロ活用例を、呉市立豊小学校に伺いました。
授業での4つの工夫
3・4年生の授業(3年生は算数科、4年生は外国語活動)を見学させてもらいました。
先生がいなくても児童だけで授業を進められるよう、ロイロで様々な工夫がなされていました!
①学習の流れを配布して見通しを持たせる
先生がいない時には、学習リーダーが授業を進行していきます。
リーダーが迷わず進行できるよう、学習の流れを児童にロイロで配布していました。
見通しが持てていると、安心して学習を進めることができます。
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見学させてもらった授業では、教科書に学習の流れを書き込んで配布されていました。
学年の実態や教科によっては、流れを1枚のカードにして配布することもあるそうです。
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参考
②自分のペースに合わせた学習
説明が必要な部分は、あらかじめ先生がカメラで説明動画を撮っておき、ロイロで配布していました。
児童は何度でも繰り返し見ることができ、自分のペースに合わせて学習を進められます。
自分の苦手なところを何度も見たり、練習問題を解くときにつまずいたら動画を見返したりしていました。
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③友達同士で学び合い
練習問題の答え合わせも友達同士で行います。
答えもリーダーの子に送っておけば、友達同士での丸つけができます。
分からないところは友達同士で協力しながら解決していきます。
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指示をカードに書いて配布することもあるそうです。
「次に何をすればいいか」分かっていれば、先生がいなくても児童で活動を進められます。
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また、回答共有した提出箱に自分の考えを「提出」させておくと、友達同士で共有することができます。
先生がつけない時間でも、友達の考えを把握することができるという良さもあります。
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参考 提出箱の回答を共有する
④ペーパーレスで先生も楽に!
Webカードを使って、学習用のWebページを送っています。
外国語活動では、熊本市教育センターが公開しているデジタル教材を使用されていました。
デジタル化された教材を使えば、授業準備にかかる時間を短縮できます。
資料箱に作った資料を入れておけば、学内の先生方と共有もできて便利です。
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参考
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